選挙カーや街頭演説、応援演説はこの機会に全廃したら

❴ありえない要人テロのミステリ❵

 元総理という要人が、何の政治思想の背景もない一人の爆弾知識のある男に殺されました。

 ミステリ好きの私はあまりに杜撰な警備、簡単なレベルで日本に於いて要人テロができてしまうことに驚きました。同時にやはり裏がえるのではと、詮索してしまいます。

 犯罪は「動機✕機会」の強さの原則で成立します。この事件には表面上は強い動機や背景がなく、その割にあまりにも偶然に機会を得ています。ただの不幸な出会い頭なのでしょうか、裏があるのかとは思いますが、情報も足りずまあおいときましょう。

 ❴選挙活動のブラックなあり方が問題❵

 本題は選挙のやり方です。昔から、タスキをもいこうやってるという伝統行事なのですが、ネットの時代コロナも流行り密避ける時期に、選挙カーで名前を連呼して回り、ターミナルに暑い中聴衆を集め街頭演説ってのが、さすがに時代遅れじゃないですか。

 今回の件で一日自粛した党もありますが、もう全面的に取りやめ日すればと思います。

 まして、客寄せのために今回のような閣僚や党幹部や人気者を、昔の吉本顔負けの大移動ハードスケジュールで飛び回らせる。

 何度か、私も街頭で聴き、政治家経験のホンネトークで知りましたが、ご当地と本人のシナリオを貰いあとは共通のネタを繰り返す。集まる市民をバカにしてるというか、集まるのが愚民なのでしょうが。党首や党幹部の話しなど、ネットで出てるのと、日々変わるわけもありません。

 これが企業だったら、社長や経営陣、商品開発が各支社や営業現場、製造現場を回ることはあるかもしれません。それでも、もうこんな効率悪いことはありえません。

 激励や情報提供なら今はテレビ会議やらオンラインが当たり前です。ましてや一日で首都圏から、奈良京都、東北と弾丸ツアー繰り返してたら、本人の体力以前に交通費だけでムダもいいところ、まともな企業ならとうてい容認されないレベルです。

 こんな採算度外視のバカな因習がまかり通ることを、物価が上がった年金が下がったと嘆きながら、市民は許しています。それどころか市民は有名政治家が来たら喜々と集まっている。問題になった政治活動費か党の費用かそれ自体は今は合法ですが、結局は市民の血税から回ってるんです。

 今どき、街頭に集まらなくても、ネットでほとんどの情報が上がります。政見放送や選挙広報で事足りるのに、アーティストやアイドル見たさじゃあるまいに、無駄な公費のたれ流しはもう止めましょう。

 ましてや、現実に、テロのような事件が起こったのです。今後警備にもっとお金、結局は税金が必要になります。

 元総理を悼む声も多いですが、それは別の機会としましょう。

 あの応援演説そのものが必要だったかという観点から言えば、どうせギリギリで大きな政局が変わる場面でもなく、要らなかったのではと思うのです。大切な生命を奪った街頭演説、なくなれば今回の殺傷の【機会】は無くなります。

 街頭演説、とくに応援演説はムダと危険なので是非この機会にもうやめてしまい、他の大事なことに回しましょう。

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