入院雑感3 老後は長いよどこまでも

 思いの他入院が長引き、多くの患者さんと出会い見送り、知り合いになりました。

 安倍元総理が病でお父様と同じく67歳で亡くなられました。若く無念もあり衝撃的ではあるけれど、多くを成し遂げて老醜老害を晒すことなく美学のような死だと思いしました。

 平均寿命は80歳戦後ですから、現実的には私の60代からは、少なくとも十数年世間的には老醜を晒すような時期を迎えます。

 政治家の方や実業家の方は、老害と言われるかは別にして80代90代でも現役や院政で力を振るっている方もおられます。

 サラリーマンと定年のない経営者や自営の方とは少し違うかもしれません。

 健康寿命のこと、前回書きましたがイザ病気になってしまえば、粘り強くしてたかに病気と付き合っていくしかありません。

 思い通りに動けなくなり、いろいろ世話になるのは醜い恥ずかしいなと思っていてもその時は来るんだなと、病院でリアルに感じました。

 人生の先輩に、「人生の後半は引き算、60代ならまだまだこれから失っていくよ」と言われ、その悟りも含めなるほどと思いました。

 

 もちろん、身体やアタマを健康に保ち成すべきことをできるだけ多く成して、前向きに人生を終えることが理想ですね。

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