ミサイルは迎撃する機会があるのか

 中国もEEZにミサイルを撃ち込み、北朝鮮は相変わらず不定期に頻繁に公海やら日本近辺にも飛ばしてきます。

 GPSとかで、この動きは把握していないのでしょうか。一度でいいから情報を入手してイージス艦かペトリオット(PAC-3)でピシャリと迎撃して、撃ち落とせば爽快な気もします。

 もちろん、政治的な命令系統や兵器のスペックなど難しさはヤマのようにあるのでしょうし、専門家や軍事や兵器のマニアには無理と言われそうです。しかし有事になったらそんな悠長にしていられるものかとも思います。
 だいだい、イージス艦一隻に2500億円くらいかかかっています。

 「今、戦闘機より物価高を抑えろ、軍事より年金に回せ」とか言われていますが。イージス艦は戦闘機、ミサイルシステムより桁違いに高く、最初の導入では自民党のハト派でさえ疑問を投げ掛けました。いつの間にか、今は8隻導入されています。4兆円くらいかかってます。国葬の1000倍以上です。地上システムのイージスアシュアはさらにバカ高い上に、地元の危険で反対も出て、イージス艦でということになっています。

 防衛費全体の年間予算には大きくはみ出るイージス艦の値段は特別のようですが。自衛隊の弾薬補給や演習費用まで切り詰めて、バカ高いイージスに本当に出番はあるのでしょうか。かつて、第二次世界大戦で大艦巨砲時代の終焉を読み切れず持ち腐れのまま沈んだ「戦艦大和」になるのではないでしょか。

 あるから、安心とか、抑止力になっていいるとか言っても、ミサイルは予告なくバンバン打ち込まれます。イージス艦が、最近の局地戦や内戦で活躍した話もあまり聞きません。海底や内陸でも幅広く迎撃できるならもっと汎用に活用できるスペックのはずです。

 軍事産業は上手いプレゼンか圧力で売り付け、親米派や軍事評論家は有効なように評します。しかし実はあらかじめ「戦争をしますよ」「ここにミサイル打ち込みますよ」となってバンバンミサイルが来て、やっと当たるか当たらないかというレベルではないでしょうか。細かいスペックや確率は不明ですが、まあどう予測してもそうです。「源平合戦」みたいな名乗りを上げての戦争ならいざ知らず、現代の有事は策謀の中で一気呵成に発生します。
 こんな絵空事的なシステムにあまりにもお金をかけすぎている気がします。人手をあまりかけず、兵士も市民も絶対に守れる盾、シールドならいくらお金をかけてもいいでしょうが、ミサイル着弾の報を聞くたび、うさん臭さと無駄遣いを感じ、「戦艦大和」を想起してしまいます。

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