高校野球 プロ野球 メジャー 大谷翔平

 また野球の話で恐縮です。昨日、お盆休みなどで大谷君の記録がかかった試合ということで、朝MLB見て、昼間高校野球、夜は日本のプロ野球を見たとかいう野球ファンの方もおられるかもしれません。
 一応、延長や指名打者など細かいレギュレーションは違うけど、大まかなルールは同じ野球、ベースボールなのですが、やはり日本の野球とくに高校野球とアメリカのそれは戦術などは大違いです。
 まず日本の高校野球は、高校生の大会が異常なまでに報道される注目度が世界的にも珍しいアマスポーツの聖地的な場所で行われる伝統ある大会です。
 アメリカやヨーロッパで、野球やサッカー、テニスやゴルフなどの他のメジャースポーツで高校生や学生の大会に「甲子園」はありません。それだけ注目されても、高校生や大学として組織だった注目される大会が報道のトップにくることはないのと、すでに学生の段階でどんどんプロの所属になったりする場合が多いのです。

 その特殊な伝統的な要素もあり、昨日もあらためて、メジャーのあと高校野球観るとやはり全然違います。身体もだけど、体格は30年までくりとはかなり違い大きくなっています。戦術が違い過ぎて面白いです。ランナーが出たら、コンコンコンコンと面白いようにバンドする高校野球と、ランナーが出ても、ぶんぶんただ振りまわし、気持ちよく三振かダブルプレイですぐ攻撃終了ばかりかというと、あっという間に連打や2ラン3ランで大量点のメジャー。

 バントの確率や、日本人の犠牲精神には前にも書きましたが、日本のプロ野球の戦術にもあきらかにこの高校野球の戦術の記憶が指導者やファンにも焼き付いている感があります。たまに大谷くんのためにメジャーを見ても、やはりひいきの日本のプロ野球チームがノーアウトでランナーを出して凡退すれば、『なぜバントしない』とつぶやいてしまうようです。これは是非や確率、前に書いたので、置いといてとても面白い現象です。

 とりあえず、まったく違う戦術をとる野球だけど、大谷君は高校野球から、日本プロ野球、そしてメジャーで活躍しているのですから、その才能と努力、環境への適応緑はスゴイものだと思います。

 ベーブルースの記録という昨日の騒ぎは、何か104年前の記録でまだホームランキングがシーズンで11本という今とは野球が違う時代のもので、投手兼打者というのは今のメジャーでは誰もやっていないわけで、その意味での難易度は別格で、ケガなくやれば大谷の実力からすれば、投手で〇〇、打者で〇〇の複合的な数字は毎回何らか生まれます。

 実質的に前人未到であるということと、日本からメジャーにわたり環境の違いを完全に克服して、大活躍しているのを見るだけで、ベーブルースは関係なく、ただひたすらスゴイ。

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