抗原検査キット?怪しい日の丸商法

 抗原検査キットの薬機承認分が通販されるそうです。
 すでに「研究用」として多くの同様の種類が出回っており、一時品薄だったり、値段は乱高下しています。
 いざ医療機関や公的な検査に回すと時間を要してしまい、症状が出ているときなどで結果が早く知れないと動けない場合には、入手から検査結果までに手間取れば意味がありません。

 第三者が確認しないといけないとなると、疑えば提出されたものが本人の検体かも怪しくなり、やはり医療機関でとなり医療機関は忙しくなります。おそらくメーカーと商品名さえ確定すれば「研究用」と「医療用」に差はありません。リトマス試験紙や、妊娠検査や尿検査と同じような試験紙に「研究用」も「医療用」も実際はないのと同じです。
 試験容器などのスペックの確認、点検は要るとしてもそれほど複雑なものではありませんし、コストもしれています。紙1枚とそれを沁みさせる検査の容器、唾液や鼻汁を採取するものさえああればよい。2000円とか、800円とかまちまちですが、300円くらいで売られてもいいぐらいのものです。そのうちダイソーで研究用のは出回りそうな造作以上のものはないはずです。
 認可とか、指定とかとにかく、国が動きすぎても、良いことはありません。無駄に値段が高くなり、業者が儲け、保険料か税金が国民の懐のいずれかを圧迫するわけです。

 薬やワクチン、医療機器の承認に時間がかかるのは決して悪くはないですが、時間をかけてお金のかかる決定に回るのは最悪です。

 税金での無償提供、ネット販売開始、どれもどこかでどさくさにまぎれて儲けている業者いないか、しっかり監視するののが、議員の仕事です。

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