55年前、1967年10月31日に吉田茂元首相の国葬がとりおこなわれたそうです。和暦で昭和42年私は小学校の2年生か3年生?だと思いますが、「コクソウ」で半ドンになったらしいですが、あまり詳しくは覚えていません。学校が休みや半ドンになるのは当然ラッキーとしか思えない子供でしたから、国葬の感じはまだ書けないにせよ、漠然とした大きな行事だったことしか覚えていません。
戦後まもなくから高度経済成長期までの詳しい記録というのが、だんだん記憶している人も減りバイアスがかかって正確なところがよく分からないことが意外と多いです。
今回安倍元首相の国葬に反対する意見もありように、当然吉田茂の国葬に反対する声もあったはずです。
私に両親にもこの詳しい状況を聞いたことはありませんが、自営業の母親はアンチ自民的な面ももっていたのでか、やや国葬には反対の声に耳を傾け、学校が休みと喜ぶ私たちをたしなめられたような気がします。
それと当然、宗教色のない葬儀になるので、厳粛というより式そのものが淡泊になってしまい庶民感覚でも何なんだあれはというイベントだったようです。弔問外交とは一定の成果はあったのでしょうか。
その後、佐藤元首相などの死去に対して国葬が執り行われず、今回の安倍さんが唐突というのか確かに微妙な違和感で反対の声が出るのも分からぬではないのですが、長きに渡って在任した首相に対し、学校や官公庁が喪に服してもいいような気はします。なぜなら休めるからの気持ちが強いですが。