ゴシップマスコミ、アウティングに義憤する愚かさ

 マスコミには大別すると概ねテレビ局も抱えた新聞系と、出版系の雑誌があります。スキャンダラスにスクープしているのは後者です。
 政治や、スポーツ、芸能の有名人にはりついたり、素人から情報を得て時に忖度鳴くスクープをします。政権を揺るがすような大スクープもあれば、悪いニュースを目立たなくするため政府の依頼ではないかと思われる妙なタイミングで大物のスキャンダルのストックが放出されたりもします。
 いずれにせよ、表にニュースが出るのには複雑な背景があり、大きな金が動いているでしょう。アウティングというスクープの提供者にも大金が支払われ、それ以降の報道を抑えるのにも他のマスコミ対策に大きな金が動きます。


 最近では大物俳優の銀座クラブでのセクハラ疑惑、すでに和解になっていたものが周りからリークされて、ドラマやCMなどの降板につながっています。
 プロ野球巨人軍のキャプテンの中絶トラブルも、その善悪是非はともかく、相談を受けた友人のアウティングです。この友人はメディアからアウティングでお金を貰い、当事者もすでに大金を貰って示談しています。

 このようなニュースに、今の〇〇とか憤るののとか、被害者の気持ちを慮るとなどと、庶民が嘆いても、彼ら彼女らは潤沢にお金を手にしていることは間違いないことです。

 中絶とまでいけばもちろん大変ですし、たとえ一晩でさえ大変な試練で苦痛だとの考えは正しいです。しかし、あくまでスクープがお金になり、政争の具に後で使われているのも事実です。スクープメディアはそういう目でも見なくてはならないです。

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