原材料高騰で値上げ!?人件費を上げる値上げなら納得するのに

 10月からもいろんなものが値上がりとの悲報が流れています。一度上がったものは下がりませんし、冬場の灯油なども寒冷地では昨年に比べ本当に凍り付くような値段になっているようです。節約のノウハウなどが話題にもなりますが、値上げそのものは仕方のない面もあります。所得が上がってくれて、投資がうまくいけば良いのです。

 ところが、なかなか賃金が上がりません。今回の食品や、外食産業の度重なる値上げなど、原材料の高騰、資材調達や調理にかかる物流費や光熱費も上がりどうしだから、やむなくなのです。しかし、バイトやパートの人件費が据え置かれたままが多いのです。私もここが納得できません。何もかも値上がりしているのですから、自分のところの社員だって今までの10万では生活が同じ10万でも苦しいのです。ここは値上げしてもいいので、人件費をあがたらいいのです。そうすれば上げないところっよりもいい人材が来ます。そして、その値上げを社会が許すなら、物価が上がり、賃金も上がる経済ができるのです。

 今はあらゆるところで賃金が横ばいかせいぜい微増です。この状態で値上げしても、消費は冷え込んで買い控えをして、我慢するため冷え込んだままになります。良い商品を作り、良いサービスを提供して、どんどん人件費をあげて、価格に反映させてもいいはずです。

 牛丼屋や一部もコンビニのバイトなど、本当に最低の賃金でハードなオペレーションを強いられストレスが最大級になっています。サービスは手抜き、商品も安ければ悪くて当たり前のぎりぎりの状態で、客がしかたなく我慢しているだけです。ブラックまがいの低賃金で、激安商品激安サービスで売り上げを伸ばし、いざ原材料や物流費が上がると値上げでは日本の景気は絶対良くならないのです。少々値上げしても企業が維持できるなら、思い切って人件費に投資すればやがて企業を取り巻く状況は好調に転じるはずです。

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