それでも人生、お金が全てではない

 ファイナンシャルプランナーがお金が全てではないというと、元も子もない感じです。まあお金は大事ですが、すべてではないということです。
 投資で資産を増やす話、節約してお金を貯める話は別の機会にまたします。今日はそんな話を書いたりしていて、友達と資産や老後の話をしていて実際にその生きざまを知り、やはりお金が人生の全てではないなと思いました。

 60過ぎて、親から代々引き継いだ家業を投げ出して、新たなチャレンジをしている友人もいます。まったくお金がないわけではないですが、新規参入の社長はなかなか大変苦労で、もっと楽に生きられる人生のが楽しかったと呟いています。
 それに対して元々親の用意周到な財産と仕事を受け継ぎ、若い頃も適度に遊びながら、バブル期もうまく資産を増やして逃げ、その後もどんどん資産を形成して、もう今後の人生で年齢的にお金に困ることはない友人がいます。

 でも二人と飲みにいって話していると、前記の苦労している新参社長の方が、しんどそうに見えて実は幸せそうに映ります。
 私の前の会社の同僚たちでも、幹部で退職して一定の貯蓄、退職金や年金で悠々の人と、子供や住宅ローンなどの関係で厳しい条件の雇用延長や再就職であくせく働く人と対照的なアラカンに見えますが、どちらが幸せそうに見えるかというと、何だかあまり差はないです。むしろ厳しい条件で働いている方がかっこよく見えます。

 高い給料で、若い人の足を引っ張りながら過去の栄光にすがり老害の生き方をしているような人も、それはそれで苦労もしているような気もします。

 こう書くとみんなに恨まれそうですね。私もまあ、お金のためと身体のために働いています。

 あるプロスポーツの応援サイトで知り合った方で、自分はどんなに頑張っても年収300万ほどで(非正規に近いのか)若い方だと思うのですが、何ともネガティブになりがちです。選手のボーンヘッドや采配のミスなどを、年収1億以上もあるくせにと、監督や有名選手、経営者をことあるごとにこき下ろしておられます。
 天使25則に、他人に嫉妬しないといのがあります。
 でも、他人を妬んでこき下ろしていても今更、その人がプロスポーツの選手や監督になれるわけではないのです。スポーツに限らず起こった事象をとらえ結果論でああだこうだは何とでも言えます。こういう癖のついている人は、自分の仕事においてもネガティブで結果論だけで、自分の運命を呪い、今一歩の努力をしない傾向があります。

 そんなネガティブ思考では、出世もおぼつかず、万が一にも1億も40億も貰ったところで大して幸せにはなれません。

 運が向いてくる機会を、降りてきている天使に自ら唾を吐いて遠ざけているのだけはもったいないです。
 

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