新幹線から見えた中日球場 名古屋の夜 光と闇

 今は近代的なドームになったプロ野球中日ドラゴンズの本拠地、昭和の時代は長い間、中日球場(ナゴヤ球場)という広告のやたら多い垢抜けないスタジアムでした。新幹線からよく見えました。

 私は入社して8年くらいのまだ若手の時代に名古屋に3年ほど転勤して勤めていました。熱狂的な阪神ファンの多い関西人にとって、名古屋は少し異様な感じでした。地元有力企業との会合、接待で中日の選手とも宴席で一緒になりました。

都合12年ほど中日の監督をする故星野仙一さんが、第一期の青年監督時代で、年上のコーチも平気でぶん殴り徒党を組んで親分風吹かしていました。

 子分になった選手は可愛がられ、のちNHKの解説にもなって大きな閥を作るのですが、大変権力志向の強い,大きいもの強いものにはこびへつらう、したたかな人物との印象でした。

 後に阪神や日本代表の監督も務め、全国区になる星野さんが、ローカルで野球の実力以上にお金に執着し、政治力が強かったことは、名古屋の夜の街でよく聞かれた噺です。

 野球、プロの野球とはウラのある大人の世界だなあと思いました。イチローさんは星野仙一を毛嫌いしていたそうですが、私もこの人は野球観含めて好きになれません。投手を含め、選手をよく潰していますので、楽天時代も優勝はしましたが、この人の功績は評価できないのです。

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