年齢を気にせず新しいことにチャレンジできるか

私は大学を卒業して、60歳の定年まで社名は変ったが基本同じ会社に37年間勤めました。同年代には、転職を経験した人もいれば、家業を継いだ方もおられます。

 公務員の方なども、地方自治体など転勤もなくずっと同じ職場でほぼ同じ仕事という方もかなりおられるでしょう。反面、不安定ながらいろいろ経験された方がおられ、どちらがいいとか悪いでは言えません。

 私は60の定年が迫る頃、現役引退的寂しさもありながらも、何か新しいことができそうなワクワク感はしました。

 もちろん、大きな会社の看板を背負っていたバイアスはあり、自分が60歳で新たに雇ってもらえるほど世間は甘くはないことは改めて思い知らされました。60歳に限らず、まだまだ日本の労働市場でキャリアチェンジ、転職は難しいものだとよく分かりました。

 安定した待遇と老後を考えると、公務員や大企業、自営でもしっかりした財務体質の跡取りとかが人生として良いのは分かります。

 そう思いつつ、半生はラッキーだったと感じながらもやはりどこかで大きな冒険もしたかったという思いは尽きません。

 若いときでさえ、体力はあっても実力があったわけではないので、アスリートにも俳優にも起業家にもなれたとは思えないです。それでも選択できなかった職業に就いてみたかったという思いは、体力のなくなった今でもふと心をよぎります。

 実際には、なかなか新たな大きなチャレンジは難しく、世間も相手にはしてくれないでしょうが、心に中にはいつもそういう心構えを持ち続けたいとは思います。

 

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