幼稚園も介護施設もストレスフルで危険な場所

 年末はクリスマス、お正月前に高揚できる人もいれば、何とも世知辛い世相の1年だったなと嘆く人も多いでしょう。年の瀬に来ても、訃報や増税、事故やら政治家の不祥事などの話が続きます。

 昔から、そんなものあったよと言われます。確かに軍隊もあり、学校も家庭も町内も厳しく生活も厳しかった時代もあります。しかし、子供や老人を家族は養い労わるのものでした。イジメやハラスメントも保育や高齢者、介護が施設で肉親以外の職業の人があるのが当たり前の時代です。人間的な愛情や奉仕は、あくまでビジネスでお金であり、コロナ禍で制限が増え仕事が増え、シフトが難しくなったりで看護や保育、介護などサービス側のストレスは倍増したようです。ミスが増えて、危険が発生するとともに、意図的な暴力、イジメなども常態化していたことが表に出たりしています。

 幼児がバスに置き去りにされて、その悪意のない危険も初めてわかるものです。

 異常者とまでは言えない普通の人間が陰惨な事件を起こしてもいます。幼児や老人など、弱者であり、また言うことを聞かないと厄介者ということで、暴力的になる人や陰湿なことをする人も現れるものです。

 コロナのせいだけにはできない。核家族化して、現役引退した高齢者が家で老後を過ごすのはかなりの金持ちか、逆に貧乏な孤独老人かになっています。

 何だか、年をとって衰え弱くなるのは罪なのかとも思えるような、世知辛い世の中です。いろんな先輩のお話を聞くと、余計に残念なのが共通して「お金を持ってないといけない家族にも軽く見られ、バカにされる」といわれることです。

 子供を育てる頃から、恵まれた環境、豊かな環境というとやはりお金になってしまうのでしょうか。

 検証とかデータではなく、何だか悲しいなあと思ってしまいます。誰が絶対悪いとかではなく、これだけ多くの保育から介護まで多くの人がサービスしていると一定の割合で発生する課題だとは思います。

 自分に置き換えるとストレスがたまると、やはり失敗はしますし、機嫌も悪くなりキレる感じの時はありました。やはり全体的な環境は大事ですし、何とかほっこりとした気分転換ができるような逃げ道がないとみんなが救われないのではと感じます。仕事なんだから、楽なものはないのですが、自分が弱いものイジメして不当に楽しめばどこかで破綻が来ます。ただ、健全に少しでも楽しめる環境は必要だと切に思います。

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