京都人の、財政への嘆きと怒り #京都市財政破綻問題#京都市交通局

 京都市の財政が数年後には破綻してしまうという話が表面化して、対策としてさまざな負担増や給付の削減など、市民への過酷な案が示されています。借金にあたる公債を返還する積立金を食いつぶし、粉飾まがいで赤字を誤魔化していたのを隠しきれず、ひらき直っています。

 動画なら大声で、『京都市!ふざけるな地下鉄市バス値上げ。敬老乗車証まで大幅値上げ許せん!コロナで交通局の赤字が財政危機の原因とは笑止』と言いたいところです。

 国の財政もいろいろ問題で、地方もその構造のミニチュアかと思われがちですが、京都の構造は、雑というのか、言い訳もならないあまりにも情けないレベルです。

 ここまで赤字になるということは、財税の責任者、トップの門川市長の責任は重く、経営者なら当然引責辞任が当たり前ですし、最低でも自らは給与の大幅削減と賞与や退職金は全額辞退するべきレベルです。

 財政健全団体になると、国の管理下になり独自の政策や人事などもできなくなるので、その前に市民に負担を強いてあがいているのがミエミエです。人事院勧告通り他の自治体並みかそれ以上の給与と賞与、社会保険などを組合と揃って維持していては、抜本的な改善はできず、市民負担を増やしてやっている感を見せているだけです。
 賞与の辞退まですると、自分の責任を認めたことになりそれもしたくないのです。

 人事院勧告など、一流企業の所得ベースで、それら企業でも人員削減はあり、リストラは当たり前です。公務員は犯罪でも起こさないと馘にはならず、同じ仕事を続けられます。出勤して有給を潤沢に使いながら在籍しているだけで勤勉手当として賞与は満額で、スーダラ職員でも年2回、月給2か月分トータル4~5カ月の賞与は間違いなくもらえます。民間企業なら大手でも業種によってボーナスが出ないとか、そもそも業績と個人評価の係数があり、頑張っていない成績が悪い部署や、個人は4カ月もの賞与からは程遠いものです。ましてや中小企業、零細個人経営は、赤字ともなれば賞与や給料以前に人員削減、倒産の危機です。

 もちろん、コロナ禍やさまざまな状況で元々ブラックな、生活保護、介護、医療、教育、消防などまさに公務員だから安定も必要で、現場の方の待遇が下がるのは是ではないのです。しかしやはり管理や事務で、のうのうと大手企業なみ待遇で、本体が大赤字というのは何とも役所ならではです。

 問題は分析と対策が本質をついていない、経営感覚、市民目線から遠く離れているということです。

 豪華な市役所を立て直して批判を受けた時、以前はスペースが足りないので、近隣に借りていたオフィスの賃貸料は削減できるからと説明していました。しかし実態はまだスペースは足りず、私も利用したことのある、御池通の2~3カ所のビルはそのまま看板上がって使用しています。ふざけるなという感じです。

 確かに、少子高齢化でこれから高齢者にもそれなり負担増とも言いますが、敬老乗車証などを値上げしても根本的に解決になるのかということです。
 コロナでインバウンドの観光客が減って、市バス地下鉄の利用が減ったからとかいうのも、全くふざけた言い訳としか思えないのです。

 コロナ前のインバウンドバブル期には、京都の市内に住むお年寄りは、通院するのに金閣寺など観光路線にあたるところは、満員でバスに乗れずに苦慮されていました。市バスをそもそも市民利用と観光客を分ければという要望さえあったくらいで、まったく市民の声を聴いていませんでした。

 インバウンドバブル期でさえ、交通局も京都市も決して黒字ではなく、そのバブルを税収に結びつけられず、貯金ができず借金が膨らみ、コロナの大波でさらに収入が減って泣きを入れてているのです。

 元々、京都市の地下鉄は初乗りも運賃も定期も全国トップの値段です。これ以上値上げしたり、高齢者の特典を制限してもそもそもその通り乗客が維持できるとは思えません。私鉄やタクシー、自転車、マイカーなどへ流れる試算が雑な計画です。
 それよりも前向きに、インバウンドが復活したとき、かつて失敗した観光税的なものを含め市民がこと生活に関しては負担が増える観光客増においてどうやって税収を上げていくかです。
 そこから市域全体の生活を交通面で考えて、金閣寺から東山方面への移動、桂坂や洛西ニュータウンなどや、その他過疎・空白地域を考え住みやすい街にしないと、昨年度大きく減らした人口の減少率が止まりません、
 大学が多く、寺社仏閣が多く、京都以外の企業や外資の店舗、施設が多く、間口の小さな町屋が多いので税収が少ない構造だとかいう言い訳など、今に始まったことではないのです。
 どこかで、そんなことは判っていたけど、自分の懐だけ儲かっている、そこに繋がっているシロアリのような輩がぬくぬくと闇で潤っているのです。そいつらは改革しようとすると、反社と結びつき脅しにかかるとも言われ、確かに改革は命懸けでしょう。

 京都の地下鉄は作るのに莫大な時間とお金がかり、烏丸線、東西線含めてそれが大きな負担になっている。その要因は、京都は地面を掘れば貴重な文化財が出てきて『刷毛で地下を掘っているようなもんどす』と自虐的な自慢をするネタがありますが、そんなもの大ウソです。だまされてはいけません。考古学とかでいったい市民の誰が潤ったでしょうか、工期が延びて工費が莫大になりゼネコンは大儲けです。だから役所の発注はやめられないし、談合は止まらないのです。
 上下水道局の地下貯水施設などは、もっと短い工期で平成の世に出来上がっていました。予算と納期を遵守させるのは当たり前のことです。オリンピックではないですが、大規模なプロジェクトになるとこの当たり前のことが守られません。大きな政治、ゼネコンなど、闇の力が働きます。小さな予算をチマチマと審査し、時間をかけ稟議にかけ、中小取引先には厳しく遵守させ、市民の声にはノロノロとしか対応しないのに、本体がこれでは話にならない例です。

 こんな時こそ市民全体がおかしいものはおかしい、泣き寝入りに負担を増やすのではなく、改革していこうという雰囲気を醸成しないといけません。

 京都市民はの方、京都を愛する方は、厳しい目で現実をとらえ、立ち上がらないといけないです。

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