神仏に誓っているはずなのに

 多くの人が初詣に行かれました。政治家や、役人、企業のトップもたいてい年頭の詣でをして、今年の祈願をします。
 神仏に祈り、心清め、新たな年を頑張ると誓っていますが、残念ながら、政治家や企業の不祥事は絶えません。もちろん、一般の方も初詣はして、中には不心得な者がその後やその帰りに事故や事件を起こしたりもしています。

 神や仏の前でも平然と、横抜かしをしたり、初詣の帰りに暴走するというのは、意味のない危険な行為だと気付かないものなのでしょうか。
 神がいるなど信じないなら、最初から詣でなどしないで、他で別の日に暴れてください。

 でも多くの人は、どこかで奇跡が起こることを信じ、神にすがりたいから神社に来ています。

 国を代表するはずの大臣や高級官僚でさえ不祥事をやらかす世相ですが、だから不正が許されているわけではありません。

ついつい勘違いでとか、誘惑を雰囲気に流され悪い方向へ行ってしまうことはあります。しかし、正月早々というのはまず何とか避けたいものです。

 一度、誘惑に勝つことで、自分に自信を持って、その年の決意したこと、目標に掲げたことに近づいていけるように継続していくことではないかと思います。

 10円でも5円でもお賽銭を投げ、神に誓ったとしたら、どこかで神様が見ていると信じなくとも、一番見ているのはやはり自分でしょう。

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