『コロナ5類へ』で思うこと

 確かにコロナは未知で人類をパンデミックスの終末へと誘う恐怖の大王かと思われました。武漢やクルーズ船の状況が伝わり、刻刻と感染者が増え、ワクチンやおろかウレタンマスクすら手に入らないパニックになっていました。3年ほど前になります。

 ある意味異常事態、緊急事態に慣れてしまったような日々が続きました。
 だんだん日常に戻すと言いながら、毎日感染者数や死者の数は報道され、第何波や変異株の名前が煽られます。感染力のインフレとでもいうのか、変異を繰りかえすごとに前の1.何倍も強いと煽り、以前のはそんなに弱かったのとツッコミたくなるほどです。
 3年も続くとは思わなかったこの事態が、慣れや諦めの惰性を産み、いろいろな澱みを産みました。
 本来、医者や薬品開発のメーカーや厚労省はウイルスと戦い人類を救う正義の味方のはずでした。ところが少なくともこのグループの中に大きくお金を儲け、この事態が続くことを喜んでいる人達がいるようです。
 人間やはり、お金には弱いし、ましておそらくバレずに大きなお金を労せずして得られる誘惑には勝てないのでしょう。
 開けていても儲からない小さな居酒屋や料理店の中には、給付金で普段働くよりお金を手に入れた人もいます。こんな話が広がると、業種によって不公平だとも思われ、不正な受給やゴマカシの税逃れも増えました。ましてワクチンを打ちまくった医師、病床を用意し待機しただけの大きな病院や医薬品メーカーがどさくさに儲かったのです。
 感染拡大のために逼迫した医療機関の従事者の激務の中で、ハイエナやシロアリのような輩に巨額の金銭が動いているのが日本の宿痾です。
 

 コロナ関連には莫大な予算が投下されましたが、マスクのしろ病床にしろ、ワクチンにしろ結局感染予防は完全には防げず死者も多いままでした。お金だけが使われ、今後の増税、一般国民の借金です。バブル以降日本の経済や財政はずっとこういうところで、真面目に一生懸命働いても報われないような悲しい理不尽な構造になっています。オリンピックの裏金でもそうですが、有名人やアスリートの努力があり全否定はできないのをいいことに、ハイエナやシロアリが美味しいとこを持っていくスキームです。
 こんなことをやっているから、経済が弱く、所得が増えないままかつての先進国がどんどん追い抜かれ、気がつけばトップグループはおろか真ん中のへんでも後方で前に追いつけなく大差をつけられています。
 一人一人、しっかり見て、流されず倫理をもって判断し真面目に努力していかないとけないでしょう。頑張れというか、頑張って欲しい日本です。
 

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