世代の差、貧富の差で意見は食い違う

 ウチの妻なんかは、特売のタマゴを買いに走り、売り切れには激怒してる輩で、さまざまな食品やガス・電気の値上げにも嘆くばかりです。まあそんなに稼いでない私の家ですからしょうがないところです。

 いろいろな人と話していると、家電や給湯などの機械も壊れると値上がりしていて半導体の不足で品薄で工事さえままならないとかも聞こえ、全ての値上げに嘆く人も多いです。非正規、失業や年金暮らしで細々の人には不安も大きいでしょう。大企業の中に物価手当などを給付するところもあるようですが、本当に欲しいのは大企業に勤めていない人という気もします。

 中には、『オーガニックとか国産物のそこそこ高い食材ばかりで賄ってたので、円安や運賃の影響も少なくそんなに影響ない』という人もいました。ちょっとムカつくような話です。

 小麦系のパンやカップ麺、菓子類などの安かった人気商品が上がっているため、ぎりぎりの食生活をしている人の生活は直撃を受けている気がします。

 バリバリの現役世代の人は娯楽を少し我慢とか可処分所得の調整で何とかなる範囲でしょうから、年金世代や役職定年して生活をシュリンクした世代とは考えが違ってきます。

 国債発行や財源などの問題で、『未来の子供たちに借金を先送りにしない』とはよく総理なども叫ばれます。しかし今の目の前の食が苦しいひとに20年、30年先の社会全体のことを考える余裕などありません。現役世代とそこはもう決定的に違いが生じ、これを投票で決めるとかいうのも無理があります。
 資産も収入もたっぷりある人と、カツカツの人でも感覚はまるで違い、意見は合いません。余裕のある人は、インフラの整備や防衛費や子育てにも国家予算をバランスよく回す考察もできますが、明日の食事にも困るような人には国家を考えることはできず自分の目の前の当事者としての想いだけです。

 高額納税者だけで国のことを考えた方がまとまるというの意見は極端なようですが、一理あります。未来のことをしっかり考えても、未来の見えない人達に反対されウダウダ決まらないのが民主主義の悲しさです。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください