早春 Jリーグ30年目の開幕

フクジュソウ

 早春とは言え2月まだ寒い日も多く、北日本はこれからまだまだ寒波が来ます。それでもスポーツ界は、春シーズンの到来というニュースで盛り上げています。
 サッカーは昨日2月17日にJリーグの開幕戦、今日は各地のホームで試合が始まります。今年は30年目を迎えるJリーグの節目で昨年W杯での盛り上がりをどうつなげるかというところです。コロナ禍での無観客、動員制限、声出し規制がようやく撤廃されます。

 30年というと、やはりもう長いです。その前の20年ぐらいは日本サッカーは本当に低迷してマイナーでした。代表戦の国立競技場でもガラガラ、日本リーグに至っては1000人も動員できない漢字でした。
 今でも代表戦に比べると、Jリーグの人気は世間に広い拡散とは言えませんが、地元の開幕での盛り上がりは隔世の感がします。それぞれの地域にチームがあり、アウエイまで旅行して応援に行くコアなファンが増えているのもスゴイところです。NPBでもそうですが、ユニフォームやグッズの購入額の増加が顕著でしょう。バブル期以前は皆無に等しかったこういう顧客囲い込みのマーケティング戦略、関連販売の儲けなどで経営を支えていそうです。
 とはいえ、私の地元の京都でも実際に月2~3度のホームゲームが街の話題の中心になっているとは思えず、ワールドカップ人気がサッカーに直結するわけではなく動員を上げるのには難しいところです。
 コアなファンから、ごく一般的なミーハー的を動員して魅力や面白さを知ってもらうアイデアが必要なところです。
 終盤での優勝争いや降格争いというものは、最終的には興行のキラーコンテンツになります。しかし序盤や中盤ではどう盛り上げ注目すべきなのか、降格を逃れ優勝には届かないチームも終盤には増えてくるとき、本当にサッカーの面白さがを伝えないと興行としても難しいです。そこに未来の『ミトマ』クラスのスター、野球でいうと佐々木や村上、大谷クラスの見たくなる選手が認知されることも必要でしょう。

 ただ、これはスターありきではなく、競技の面白さが伝わらないと話になりません。報道や解説もそこらあたりを分かり易く、面白く伝えることも求められます。『ミトマ』とか『ドウアン』『クボ』といった代表のキラーコンテンツに未来にはつなげる選手を見つけ、戦術があること、また緑のキレイな芝で単純に選手が動く、ボールを奪い合う面白さをナマで見て存分に味わって欲しいものです。

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