音楽や映像の癒し効果 春へ

 JR西日本の人的ミスともいえる雪害による電車閉じ込めに関して、JRにもいろいろ意見を言い返事も貰いました。その後も会見を開き調査や対策を述べられていますが、まだまだ不十分なところもあります。
 素人考えでは、私鉄が走行できているのにと感じ、特に京都~滋賀の路面電車のような京阪京津線に比べ、高規格のJRがなぜという要因に関しては確かにいくつか知り得たJRならではの事情は分かりました。

 それでも、あれだけの長時間、車内の放置したことに対しての説明、大いに不満で対応のまずさ、対策の不足を感じます。

 技術的なことよりも、私が書いたのは待たせている間のアナウンス不足が、不安を増大することです。今度の場合は、人災の部分もあり判断のミスがあるかもしれません。しかし実はこういうことは今後もあり得ますし、地震や台風でもいろんなことが突然来ます。そんな中で、乗務員が多くの乗客をどういう風に安心させるアナウンスをするか。あるいは遠隔でどう対応するか。あらかじめ準備できるものは何か。音楽や映像でも流してヒーリングをすることや、トイレの順番決めを提案したり、ストレッチやツボ押しでも案内することもできる時代です。そういう面では、対応も全くダメでしたし、その後もアイデアも全然ダメ前時代の国鉄レベルです。

 音楽やお笑いぐらい、スマホでパーソナルに見聞きできる時代かもしれませんが、逆に言うと不安や焦燥を和らげるその効果は十分あるのです。 

 緊急事態的な時だからこそ、与えられる音楽などの癒し、不安や不満のガス抜きは効果的です。

 昨日、2月の新年度への複雑な心理を書きましたが、私自身公私忙しく、複雑な思いで落ち込む時、ややベタな音楽やドラマで元気をもらっています。
 今クールのドラマだと、『リバーサルオーケストラ』『女神の教室』といった、青春ものに励まされています。特に『リバーサルオーケストラ』はスカッとします。クラシック音楽そのものにも癒されます。
 ウチの連れあいも音楽畑ですが、私がすごく落ち込んだ時、何気に聞こえてくるピアノに元気づけられます。
 もう二十年以上前に、春の異動で、遠くにあまりいい転勤ではない、要するに泣きたくなるような左遷人事で飛行機に乗りました。まさに飛ばされたと嘆く気持ちで搭乗した座席で、機内で聞く放送から流れていたクラシック『威風堂々』と、最後に切り替えたJPOPのチャンネルで松たか子さんの『明日春が来たら』という曲は今でも覚えています。本当に窓の外の景色とともに感動的にその澄んだ声が響き、よし悩まずに頑張ろうと思いました。
 ついこの間みたいな気もしますが、当時乳飲み子だった長男がもう25歳。松たか子さんもおキレイなままですが、当時20歳そこそこお嬢様的な感じが、今はしっかりした奥様役が似合う45歳くらいというのですから時は流れます。

 気持ちが上がったり下がったりするのは、誰でもいくつになってもあると思うのです。そんな時、気持ちを切り替えられるようなのが音楽かもしれませんし、言葉の力かもしれません。
 JRさんにも自戒を込めて、また多くの人がそうだと思うのです。

 

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