ルール、法律の解釈 国会除名→逮捕

 法律というのは莫大な量の条文があり、かつ全ての社会生活、人間の行動、そしてその変化を網羅しているわけでは当然ありません。
 法律のウラを知って、巧妙な犯罪すれすれの行動をし、逃げているものが捕まらないこともあります。頭のいい方が何とか罰する法律を見つけて逮捕、起訴に結びつけている場合もあります。

 悪質なホームレスへの虐待などを、やや強引に法律を適用して罰している例も最近ありました。

 ガーシーの国会議員の資格はく奪、逮捕への流れは確かに強引ではあります。違和感を覚える人もいるかもしれません。国会議員を簡単に辞めさせることを与野党一致で決議してしまうのは、場合が場合なら今後恐ろしいケースもあります。いつも何でも反対の共産党やれいわ新選組さえ賛成に回るということは、あらかじめ我々の知らないガーシーの行状が伝わっていると思えます。何とか逮捕しないと、国の根幹を揺るがす犯罪者だとして、与野党全会一致で除名を決議して、逮捕状請求に結びつけたと思われます。
 申し開きも裁判もないわけなので、推定無罪の原則からはおかしいのですが、これもまた機会を逃さないため強引に進められました。
 ガーシー元議員が本当に悪なら仕方ないのですが、今後もこの強引な手法が適用されるケースが増えると怖いです。ネット系政党により政治、選挙の在り方が変わっていく時代の変化が前回選挙から見られました。その一翼を担った党の問題だけに、改革がとん挫して時間が止まるかもしれないのも難しい面です。

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