春分が1年の始まり

 西洋占星術での、いわゆる12星座は3月21日からのおひつじ座が常に最初に書かれているのはよく見かけるところでしょう。1年の始まりは、1月1日でも4月1日でもなく、春分点である春分の日からです。季節も日本では春夏秋冬と言われ、春が始まりで、寒さも彼岸までと言われ、桜などの花が咲きだし、木の芽が出だし、虫や動物も活動を活発にします。

 桜の季節が卒業、入学、就職とも重なる日本ですが、とくに昨今は温暖化で春分あたりが桜、ソメイヨシノの開花時期に重なる年も多いです。
 桜の咲く場所での別れは特に感慨が深まり、別れや決意の感情は強くなります。
 4月からの新生活や、新体制への準備時期で期待とともに不安もいっぱいの人もいれば、大きな変化はなくありふれた日常が続く人、さまざまな人に平等に季節はめぐります。

 季節への感傷とともに、決意を強くでき、心を清らかにできるのは日本人の強みかもしれません。春分の日は祝日で、先祖のお墓を詣る習慣の方も多いでしょう。心を整え、新しい1年に臨んでいく、ととも大切な日にすることで、1年が意義ある年になっていくのです。
 

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