根室本線一部区間廃線決定 鉄道聖地も消える? #根室本線#北の国から#鉄道員#幾寅#中島みゆき

 現在の状況、JR北海道の厳しい状況を見ればすでに災害で復旧を断念した区間が主であり、バス代行やむなしの地域です。帯広から釧路経由で線名の根室へ向かう方とは切り離された富良野~滝川っが根室本線のネーミングのままなのかがツッコミどころです。他線区の例だとそのままでしょう。富良野は、盲腸線にはならず、根室線の西側と富良野線はリンクしたままです。札幌と帯広以東へは石勝線で特急中心に結ばれてはいます。
 ただ、「鉄道員」映画のモデルのなった幾寅駅、「北の国から」のドラマの布部駅。聖地の駅や路線が消えてしまうことは大変残念です。
 地方鉄道がどんどん消え、人口が集中する都会には最新鋭の施設の駅や電車ができていく。企業の採算、自治体の負担など、大人の考えだとわかれば、青春18の鉄が乗るだけの赤字ローカル線を維持はできないのです。鉄道を愛する故に、事情も分かるとそこは複雑です。
 情緒的なことは別にして、このままいくと、地方鉄道の駅から都会に旅立つ、ホームの情景などが歌に出てきても、さっぱり想像もつかない時代に育つ世代が増えてくるでしょう。
 鉄道の駅での別れや旅立ちを歌った曲は多いです。
 根室本線沿線の北海道帯広市出身の中島みゆきさん、私は幾度かこのブログでも取り上げ結構な反響をいただきていますが、初期の曲で初めてのブレイク曲1977年の「わかれうた」のカップリング曲(当時B面)に「ホームにて」という隠れた名曲があります。

ふるさとへ 向かう最終に 乗れる人は 急ぎなさいと
やさしい やさしい声の 駅長が
街なかに 叫ぶ
振り向けば 空色の汽車は
いま ドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う
走りだせば 間に合うだろう
かざり荷物を ふり捨てて
街に 街に挨拶を

 北海道の鉄道維持ができないと、こんな情景は理解不能な世代ばかりになります。道産子はクルマで移動し、エスコンフィールドへ行く、健さんも田中邦衛も霞み、昭和は遠くなります。

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