シリアのアレッポで作られていた石けん

 先日この石けん製造現場を描いたドキュメンタリー映画を鑑賞し、ご紹介もした。↓
 シリア内戦や、その後の地震被害への支援の話はさておき、映画の中身は、広い平面の床に石けん原料のオリーブオイルを流し込み、この厚さに均等になるように固める工程を延々とえがいたやや退屈なものでした。ときおり食事や買い物の場面が入るものの、アラブのむくつけき男たちが、オイルを煮込み、床に流し、固まると数人かかってスケートリンクを平らにするように、何度も歩いて均します。そして、このサイズに均等に切りロゴをいれていく、ただそれだけのシンプルな長いプロセスでした。
 シリアを代表するアレッポの地場産業でした。トルコや他の地中海側でも作られていたものが他では衰退して、このシンプルな伝統的技法はシリアのアレッポだけに残っていたようです。
 映画の後のシンポジウムでは、なかなか入手が難しいようなニャアンスでしたが、ネットでは簡単にしかも安価に手に入ります。送料こみでも500円前後でありました。amazonなどで送料無料なら更に安いでしょう。
 これで天然素材だけなので、いい買い物です。
 洗顔は本格的に日本で輸入販売するには、厚生労働省の許認可が要り、難しい問題はあります。国内の化粧品メーカーで高額の商品を売っていた頃なら顔を顰めていたかもしれません。
 国産でも安いものもありますが、なんだかんだ泡立ちをよくするとか、保湿力を高めるとか、界面活性剤、保存や防腐の薬品も入っています、薬草やら生薬系を入れて効能効果を謳ってかなり高額になるものもあります。顔料などのメイク類を落とす泡立ちやクレンジング機能はある程度必要ですが、基本的には洗顔料は水で洗い流すので高価なものはそれほど必要はないは前から思っています。
 洗顔も人により、合う合わないはありますが、価格的にはチャレンジしても損は少ないもので、遠い異国の製造者を想像して楽しめます。

ウクライナは報道しすぎ、シリアやスーダン他の国は

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