「憲法」「金融」「防衛」「エネルギー」「少子高齢化」「LGBT」「コロナ」、、ETC。みんなチャットGPTが考えれば

 AIの汎用性が飛躍的にブレイクスルーし、チャットGPTの進化はスゴイと騒がれています。
 憲法記念日に相変わらず、改正だ護憲だと十年一日のような議論がなされていました。9条という日本独自の金看板があり、本来は護るべき保守が改正、概ね革新系が護憲という俯瞰すると良く分からない構造があったりします。憲法が国の最上級の権威である以上、改正は手段の一つであって、まず国家、国民のためどうあるべきかというところを明確に出さないといけないのです。

 金利など、金融緩和、経済政策にしても、その他の防衛や、エネルギー、少子高齢化など、どれをとっても、是か非かだけではなく、期間であったり、程度であったり、周辺の関連した問題で刻々と情勢が変わる複合した状況の中でどう判断を下すかです。奇をてらったアイデアが生まれることは稀です。
 首相や大臣、日銀総裁などは、アイデアマンではないでしょうし、実務や実態はもちろん分析家としても絶対ではありません。
 良くも悪くの決断をするのに、どの程度のポジショニングかを決めているだけです。当然、ブレインや諮問機関、有識者などの相談を受け、世論を気にはしながらですが、絶対的に適性な解が常に導かれているのかは、どうなのか判断はつきません。
 ある程度正しい時もあるけれども、どこか一度決まるとそのままとか、やはり一部の意見に流されやすいような融通の難しさは少なくともあると思います。
 もちろん、トップにしかわからない情報も考察もあるでしょう。しかし、優秀とはいえそこそこ老いた人間が一人で確実に判断しきれるのかというと、どうもそこに求められるのは結果としては泥臭いものではと想像されます。派閥とか長老とか、序列、支持者や部下などの調整、人事とかの政治力、調整するおとなの力ではないでしょうか。いくら優れてピュアな主張があっても、この泥臭い調整力がないと潰れます。政治とは右から左までのポジションで決まるわけではなく、その位置での最善策、最適の解、最大公約数をいかに早く見つけて、実行できるです。
 ある意味すでにAIは使われ、支配されているのかもしれません。それが知らされると「政治家が機械に頼りAIの言いなりならいらない、支配されたくない」と暴動がおこりかねないから、不満のはけ口役が今の政治家なのかもしれません。

AIが支配するのは悪か善か

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください