学生時代 通り過ぎた人、初体験話 #コイバナ#ヰタセクスアリス 

 赤裸々すぎて、ためらうのと、もう忘れてることも多いし、記憶の隅っこに眠ってたものですが、コイバナと言えば初体験のお話。
 結婚後のコイバナだと、不倫みたいに思われるので、かなり創作を交えたり時系列を誤魔化して、物語化していましたが、今日は普通に大学時代の逸話を、暇つぶし程度に。
 これと言った劇的な出会いも再会も事件もない、ただのコイバナです。

 大学時代にバイト先で知り合った人。
 大学時代は中高に比べ、毎日声をかけられる範囲が少なく、その割に性欲が強くなる大人になる時期で、出会いを追い求めたような気がします。何だか授業受ける集団は人数は多くても距離がある気がしますし、いきおいゼミとかサークルとかバイト先の中で比較的限られた中で、好みとかの選択幅少なく、競争率激しいような感じでした。
 
 大学のバイトは、演劇の部活動があるので長期はできず短期的なものばかりでした。会場設営や、交通量調査、試験監督や、映画のエキストラとか短いものが多かったです。少し長かったのは塾か予備校の試験の採点、添削でした。ある夏休みでした。
 何人だったかたぶん10人前後かの大学生の男女が数日、多少入れ替わりながら採点や添削を受け持ちました。
 そこで私の近くにいた女子大生が、初体験の相手はマサミ(仮名)さんでした。少し特殊な苗字で今でも覚えています。ややぽっちゃりした感じの丸顔でした。私にはかなり美人に見えましたが、担当職員には、すぐサボって寝てるとボロクソに言われ、化粧もしていなので私以外の男子たちも地味に見える存在で、男子は別の女性グループと元から親しかったのか、関心も持たれずいつも一人でした。昼休みも外には出ず、持ってきた小さなお弁当をささっと食べるとすぐ何か勉強を始め、途中で寝て、みんなが戻ってくるまで爆睡し、小突かれるまで起きないし、作業中もひと段落するとすぐ居眠りをしていました。
 他の男子や担当職員は、「眠り姫起きろや!」と言われ、女の人からも馬鹿にしたように言われ、寝起きに唇が濡れていて「よだれ姫」と陰で呼ばれてる時さえありました。
 時々、起こしてあげる役になり、居眠り中にあった指示をフォローもしました。
 少し、話すと国立大学の歯学部で年齢は2つ上でした。大阪まで通っている上、勉強量が多いので、慢性的に睡眠不足なのだそうです。
 国立大学で歯学部とというのには、私立の大学で内部進学で受験もせず在学中も勉強していない私には異質の存在、勉強好きの高尚な、雲の上のような人に思えました。
 それでも、漢字や計算はお互いに確認し合い、ミスもすることが分かりホッとしました。
 私もこのバイト先ではツレがいなかったので、外に食事に行かず、買ってきたパンか何かを食べて昼休みを本でも読んで休憩していた時です。読書中に仕事に使う鉛筆をひっかけて机の下に落してしまいました。
 机の下をコロコロ転がっていった鉛筆を探して潜り込むと、そこに爆睡しているマサミさんいて、スカートから伸びたナマ脚と、少し開いていたので股間のピンク色の下着がばっちり見えてしまいました。夏なので、ストッキングも履かない白い肌の太ももの肉が生々しく、
 ドキドキしましたが、興奮は最高潮に達しました。悪い気もしましたが、当分職員や他のバイトも戻らないし、本人は叩かれないと起きない性質ですから、もうちょっと見てもいいかなとも思いました。しばらく、机の中で時々動く足にびくびくしながらのぞき込んでいました。ガードルもしていないピンク色のパンティを飽きるほど見つめた上でさらにその奥の部分を想像しました。
 机に向かうと、大胆で無防備なマサミさんの寝顔をどアップで、鼻の穴まで隅々まで見てました。
 そうなると、もう火が点いたように、男のスケベ心は燃え上ります。爆睡中の唇をティッシュでふき取り、気づかれても机枯れ汚れそうだからと心の中で言い訳しつつ、マサミさんの垂らした涎を自分の舌で味わいキスできた気になりました。何食わぬ顔で午後からのバイトの採点は始めました。
 その夜はもちろん、そのティッシュを大事に持ち帰りました。その日からずっとマサミさんのことばかり考えるようになりました。
 バイトの最中ずっと、彼女を意識して、その思いは何気に伝わっていったのか、二人で作業する時間は増えていきました。
 何とか、バイトが終わってしまうまでに、デートの誘いができないかと思い、映画でもと思いましたが、昼からの半日のデートは勉強に差し支えるので、夜の食事ということになりました。
 歯科大学なので、家が歯医者でお金持ちかと思いましたが、実家は岡山で仕送りは少ないといい、どうやらサラリーマンの家で自分は歯科医になりたくて挑戦したそうです。
 年下のバイト学生仲間におごらせるも悪いし、割り勘でも外食は高いので、食材を買って彼家で食べようということになりました。大阪寄りの京都府の安いお風呂もない、当時で古びた文化住宅を「広いけど、安かった」と借りて住んでいました。京都に住みたかったそうで、通学もそのため大変で京都で短期のバイトを探し、いつも眠たいんだと言ってました。
 歯科大学は6年までで、1年留年しているため、私より卒業は遅くなるという話がでました。
 食事が終わるとお礼を言って、帰る間際、目が合うと、抱きつきキスしました。「〇〇さん、好きです」と言うと「私も」と言って帰してくれました。
 唇の味と匂いは以前に、黙って寝てる間に先食いしたのと同じでした。
 今のバイトが終わっても時々こうして会いたいと次の約束をして、その夜は、そのまま帰りました。
 次も、また家での食事でしたが、その時は食事の後、彼女の行く銭湯に一緒に行き、帰りにワインを買って飲みました。お泊りしていくことを、お互いが理解しました。
 マサミさんにかなりリードして、導いてもらいながら、私は初めては告白していませんが、初体験は終わりました。たぶん、彼女は私が初めてではなかったと想像はしました。
 それからは週に二日ぐらいは、会って、会えば長く何回も愛し合うようになりました。
 休みの日、泊まると夜通し愛し合い、次の日も朝からなんていう時もありました。
 避妊はしていましたが、彼女に任せ、大丈夫だというときはつけずにしました。
 雑誌や本でいろいろアダルトな知識、マサミさんを悦ばせ、楽しむ方法を考えて実行しました。今だとネットで正しい知識が簡単に入手できますが、当時は難しい面もありました。
 回数を重ね、やり方を工夫するごとに、マサミさんはあられもなく大胆になり、とても悦んでくれました。
 いくらか経ったある時、生理が無くなったからすぐ来てと言われドキッとしましたが、ほどなく少し遅れて来たようでした。何だか、その時の私の反応が頼りなく、冷たく感じたと言われました。
 それ以来なのかその頃から、何となく私が会いに通う回数が減っていきました。彼女からは会えないのが不満で何度か電話や手紙は来ますが、部活や就活も始まりだす忙しい期間と重なり、何となく鬱陶しくなっていました。

 マサミさん自身、私なんかと遊んでいるよりも勉強優先にしないといけないのに、あの寸暇を惜しんで勉強をするか、睡眠をとっていた頃より、何か歯科医になる意欲が薄れているような感じでした。
 何週も会えない後、だいぶたって最初の就職内々定が決まった頃、お祝いを言われ簡単な食事をしただけで、もう会わないでおきましょうと言われ、振られました。結局、私が就職を決めた頃、マサミさんは京都にはいなくなっていたようで、行く先は全くわかりません。
 社会人になるとすっかり忘れてしまっていた思い出です。
 昭和の文化住宅は今はもうそこにはありません。

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