
政局は毎日のように変わりますので最新の情勢は変っているかもしれませんが、根本がスッキリというのはまずありえないでしょう。
国会は年度内に来年度の予算成立を確定させたいために、3月1日金曜日に採決するのに一部野党が反対して時間を長引かせて結局土曜日にも衆議院を開いて年度内予算成立をさせました。
この野党の抵抗というのが、旧社会党から伝統を引き継いだような時間稼ぎです。中身というのは、日本の国権の最高機関のはずが、もはや伝統芸能、古典芸能です。野党の時間稼ぎにも呆れますし、与党の説明、政治倫理審査会のお決まり文句知らぬ存ぜぬにも呆れます。
大企業は今は概ねコンプライアンスに厳しく社用の飲食に一人3千円とか上限を設けています。厳しい中小企業は自腹で、ワンマン社長のブラック企業の社長さんぐらいがじゃぶじゃぶ飲食接待を使う程度です。確定申告、自動車税、固定資産税や住民税、国民健康保険料や国民年金なども役所などにいかなくても近くのコンビニで払えるようになったと思っていれば、ATMでペイジーで払えるようになり、ついに今や、オンラインバンキングやQRコードの決済で自宅でもスイスイと支払われ、その気になれば明細も出ます。
政治団体が収支報告を修正し、使途不明金が数百万とかいうのも平気で出てきているのです。使途不明でいくらでも使える裏金、政治資金に怒りが沸く強い反発は当たり前です。
税金を払ってる人の目線が見るのですから、土曜日も事務方を出勤させさらに公費を無駄に使うのももったいない話です。それで何か結果が出ればですが、パフォーマンスで中身もなく予算が成立です。衆議院も参議院もどうせ与党が過半数を占めるのです、衆議院で粘っても参議院でひっくり返ることはあり得ない。衆院尊重の決定を待つなどに持ち込まれることはないのに、このポイントで騒ぎ粘る意味が分かりません。
今、政界が大変になっている政治資金報告の記載漏れ、パーティのキックバックなど、真面目にインボイスなど、デジタル対応して税金を払っている国民をバカにしています。 税務署や警察、役所で税金や罰金をまけてくれで通らないでしょう。この問題が出てから、公務員の方の徴収も大変だと思います。まして能登半島の被災地にもう少し何かしてあげられないのかと思います。
与野党の政治家も口を揃え、金がかかる現金で貰える資金が要ると言います。確かに選挙で世話になる人、支援者からのお金も要り、それでしがらみができることは世の中の仕組みとしてあるでしょう。政権を取るには子分を集め、ボスになり子分を可愛がり、子分は上納するののでお金がいるのも理屈はわかります。だからこそ自戒をするように、政治倫理の大綱や法律があるのにその精神を守る清廉さがないのです。
それでもデジタル化して現金を止めれば、どこからいくらというのは分かります。完璧ではなく、抜け道もあるでしょうが、今よりはるかにマシです。透明性を上げ、いくらいるのか見えるかすることで政治家という職業がブラックでなくなるのです。正直今の議員は世襲でしかなれない、新たに議員になっていくのに、いったいいくらおカネが要るのかもわからない合理的な考えのまともな人材が集まらないのです。
これができない現金でしかお金が動かせないなら、本当に古典芸能です。
自販機でさえ、QRコード決済できるものができていたかと思えばあっという間にセルフレジとともに増えだし、デジタルデバイトをあざ笑うように現金不可の機械も出だしました。新しい紙幣も発行されますが、もう大概のことはスマホやパソコンでできます。デジタルデバイト、まさに一番取り残されるのは国会の老人です。
領収証がいらない使途も入手先も相手先も公開しないでいい、非課税の政治資金を金額が少ないから罪に問われないというのでは、「税は国家である」という国の秩序が成り立ちません。