ゲームや携帯が当たり前の世代だから、ビジネスの世界でITを活用してスイスイ仕事ができるかというとそういうものではない。
逆に50代、60代だからパソコンができないとか、プレゼン資料作れないなどというのはやる気がないだけで世代でも何でもないことです。
ソロバンしかなかった戦中派ならいざしらず、60代ではすでに電子計算機の概論ぐらいは大学で学べました。
ビル・ゲイツが60代後半ですし、イーロン・マスクにしろ50歳過ぎています。年代とか、理系とか技術系か文系か関係なく、仕事や趣味、人間同士のコミニュケーションに使うスキルを学ぶかどうかです。
パソコンを1から立ち上げてメールなどのアプリを起動する、ユーザーインターフェイスは平成始めに比べ、格段と進化し、誰でも簡単にできるようになりました。その便利さ、豊富なテンプレート等はどんどん増え、連携することやれることがどんどん増えていく時代です。
こんな時代を楽しめない、ついて行けないと時代の流れに抗うとか、止まったままで従来のやり方に停滞するのは本当に「もったいない」話です。
別にビル・ゲイツやイーロン・マスク、ザッカ-バーグやらに追いつき勝負するものでもなく、彼らの築いた城の上に入っていけばいいだけです。
例えば企画を作るにしても、かつて何日も徹夜とかで苦労したものが、いまや簡単にフォームが手に入り多くの人を巻き込み、教わり教えながら、オンラインでできるようになりました。
Office365とか、ちらっとやってみただけでもすごいアプリがゾロゾロと出てきます。
一つのアプリ、Power Automateでできることだけでも以下の通りです。
ワークフローの自動化
承認プロセスの自動化
スケジュールに基づくタスクの実行
異なるアプリケーションとの連携
たとえば、これまで紙ベースで行っていた手続き・申請をデジタル化し、入力や確認作業にPower Automateを活用することができます。入力システムと、申請書や承認、集計がバラバラだった会社や役所などの事務や提案などにかかる職員は正直に言って相当減らせます。
自分の経験だけですが、やはり大手企業花王は進んでました。テレワークもオンラインの会議や研修も先駆けて10年前にシステムを作っていました。
公的機関は拙いと言うか、何周も遅れています。京都市役所も4年前でシステム統合に失敗して、DXという部門はあっても遅々として進まない、顧客や市民に強要できないし、個人情報の制約があるのは企業も役所も変わりないのです。
今日本は人もお金も足りないのです。機械やAIでできる仕事、簡単な作業、入力や企画、承認に人員はいらないのです。その分、介護とかインフラ整備に時間も人員も回さないといけないのです。これは「もったいない」話であり、国の体力が奪われている事態なのです。