
桂ざこばさんが亡くなりました。特に思い入れが強かったわけでなないですが、人間国宝米朝の弟子で、兄弟子にはやはり屈指の才能で爆笑を誘った名人桂枝雀がいました。
上方落語にも独自の存在感を持った米朝事務所の切り込み隊長のような方で、朝丸時代から軽妙なトークとマクラの面白さは兄弟子枝雀をして、『マクラだけで落語になる』と言わしめました。
逆に言うと、落語よりもレポーター、コメンテーターなどで重用されました。
後年のひな壇での政治的なコメントはやや付け焼刃な感じで好きではありませんでしたが、76歳で没するのは残念な感じです。59歳で亡くなった枝雀とともにこの3人が鬼籍とは、喪失感が大きいですね。