田中角栄直弟子で鉄オタ、防衛オタクの石破茂さん、自民党の不祥事が出るたびに元幹事長として歯に衣着せぬ舌鋒でテレビに重宝されていました。
私より2つ上ぐらいの石破さん。
その師匠の田中角栄も【戦争を知らない世代が総理大臣になるとき、日本は危うい】と心配されていました。もはや、戦争を知らない世代のみのリーダー争いの時代、角栄のリーダーシップと親分肌を待望する声も聞かれます。
鉄道ファンに悪い人はいないと、言われているかどうか確証はないですが、同じ政治家で鉄道写真やSLなどのマニア前原誠司さんよりは、人間として信頼できるのが石破さんです。地方分権に関しても、長い苦労をしてきています。それと、政治刷新に関して、過去の政治改革を俯瞰して観てきている経験、社会保障など専門出ない分野の応答も、河野太郎の胡散臭い押しつけがましいところはありません。
石破茂は田中角栄に見いだされ、育てられた保守政治家です。
その発言は一部の保守にもリベラルにも危うく思われ、嫌われる面もあります。
「戦前の日本にまったく誤りがなかったのかという議論が見受けられない」と述べ、「すべてが間違ってる、あるいは正しい」といったような極論の、自虐史観と一部の保守派の史観の両方を批判しています。
南京大虐殺とも呼ばれる、南京事件について、「少なくとも捕虜の処理の仕方を間違えたことは事実であり、軍紀・軍律は乱れていた。民間人の犠牲についても客観的に検証する必要がある」との見解を示しています。
そういう面は、極端に右寄りになる高市さんよりは、バランス感覚はあると思います。まあ小泉進次郎さん、河野太郎さんはじめ、小林鷹之さん、茂木さん野田聖子さんと多士済々で、度の人がどうというのも、主旨ではないのですし、自民党が良く変われば一番なので誰がいい悪いはやめましょう。
日本の総理大臣となると、なかなか一議員、閣僚で話していたことがすぐ実現できるわけではなく、内外のカウンターパートナーと妥協しないといけないでしょう。そこでどれだけ力量があるかが問われます。
デジタル大臣としての胡散臭い河野さんはそれでもちょっと、嫌かなと思います。