野球タイブレイクでの決着

 夏の甲子園大会で、京都代表として京都国際高校が初優勝しました。決勝は旅先でたまたま延長の得点場面だけ、チラ見観戦しました。

 面白い大会で、決勝も拮抗したいい試合と概ね評価されています。かつては炎天下で延長十何回とか投げ合うのが当たり前だったのが、5年前からタイブレイク制が実施され、昨年からは延長即タイブレイクということで、今年は初めて決勝戦がタイブレイクでの決着となりました。
 中には「高校野球文化が破壊されている!」などと言う人もいますが、世界的風潮も今はタイブレイク主流で、当たり前の時代です。
 今回の決勝を見ていると、決勝だからなおさら緊迫度が高く、興味深い制度であり、ドキドキハラハラです。

 世界的風潮と書きましたが、もう世界でもタイブレイク制にしていないのは日本のプロ野球NPBだけになりつつあります。時間切れ引き分けによってWヘッダーで優勝を逃がした近鉄の1988年、10.18の悲劇などもありました。
 日本のプロ野球は無制限時代から、Wヘッダーの1試合目は9回とか、それ以外は長く終電対策で時間制を敷き、やがて時間制と併用で延長12回、今も延長12回引き分けです。私は今回の甲子園決勝も見て、プロもだらだら引き分け試合をせず、タイブレイクで引き分けなしの制度に切り替えればと思います。
 日本のプロ野球はとにかく長いので、コンテンツとしても飽きられます。途中で飲み食いして、売店や売り子が儲かる説もありますが。ナイターの多くは帰宅困難のため最後まで見れません。3時間半超えがザラだと、もう球場でもテレビの前でも限界は来ます。
 ピッチクロック制の導入とともに、タイブレイクルールも導入し、投手交代や牽制の球数あども制限でいいいでしょう、

 今まで延長12回の表の攻撃が終わると、後攻のホームは負けがなくなり、先攻は勝ちがなくなり、ダラダラした印象でした。タイブレイクだといきなり緊迫の場面で、ホームではサヨナラ勝ちの確率が上がり、10回の攻防から白熱します。

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