少し前から大阪や名古屋の都市部のスーパーからお米が消え、全国に広がり大騒ぎになっていました。新米は出てきましたが、値段は高めのようです。南海トラフの警戒情報で、水やコメを備蓄する人が増えたのがきっかけのようです。我が家も家計的にも大変ですし、まず非常用以前に毎日炊く分が枯渇しかかり、少しパニック感もありました。私も旅先で家族から電話で依頼され、田舎ならまだあるから買って帰れて、ローカル線でコメを抱えて帰りました。戦後のヤミ米買い出しのような感じでした。
戻るとちょうど、シャディのカタログを貰ったのがあり、早速配達可能なコメギフトを注文、あとふるさと納税でも新米を早めに送ってもらえそうな自治体から18キロほどを抑えておき、当面不安はなくなりました。しかし、そこそこのコメを買っているので、激安で買えた時期よりは大きな出費です。
政府が備蓄米を放出せずに、価格は安くならなかったというのは、賛否言われています。農家やJAのため、良かったのか、既得権の擁護のため消費者にしわ寄せ、ワリを食ったのかはわかりません。
コメは長い間、日本の主食で保存性もあり、貨幣の価値があった時代もあり、価格が統制されていた時代もあります。農家の作り手がなくなることを想えば、もっと儲かるように価格は高めでもいいという説もあります。ただ今回の騒動を見るに本当に農家が儲かるのかなとも疑いはあります。元締めのJAはじめ、流通や販売が儲けて、余れば値崩れしてしまうのでは、それも問題です。こうい危機を煽って、あくどく儲けるものこそ取り締まるべきです。
農業保護の政策とは別問題ですし、結局コメ離れにつながればもっと深刻です。