公務員も病むほどハードな面

Silhouette of two close friends rising hands to the sunrise

 ちょっと現在進行形のところもあるのですが、過去の経験、事象もふまえて一般的なこととしてご理解ください。
 公務員というと、安定していて、時間通りに帰れて、チンタラしててもクビにならない楽そうな仕事をしているように思われがちです。公務員は比較的頭のいい方が安定志向で選択する職業という面があり、一定の共通したパーソナリティがある気がします。

 未だに昭和、平成のようなパワハラのようなブラックな面もあるところが残る民間に比べて、公務員はいいように見えますがハードというのか、とにかく仕事は沢山多岐にわたりありますので、部門間や個人差が多く存在し、そこには理不尽な不公平もあります。

 組織としてはイッキに改善が難しく、統合や組織変更がすぐにはできないので、結果としてヒマとか予算が潤沢な部署もあれば、忙しく人も予算も足りないところもできます。
 そこらあたりの、ヒマな部門を見て役所は無駄が多いともみられます。忙しすぎて病んだ人もいるのですが、病んだ人を多く抱えたままになってしまいます。
 また、そういう批判的な目で公務員を見る、一般の厳しい目が一部にはカスタマーハラスメントにも捕らえられ病と溝は深まります。
 キャリアは現場を知らず、別の出世競争に勤しみます。そのしわ寄せは中間管理職や真面目な職員、現場の非正規職員に行きます。
 組合もありますから、職員は楽とか、契約や非正規が就業規則通りの場合は、全てが中間管理職に行く場合があります。
 

 何人か私が見た人の中には、スーパーマン的というかブラック企業なみに働いて、休まず、自らサービス残業をして、身体も精神も酷使している人がいます。自分の出世のためならいざ知らず、何となく義務感使命感にかられ理屈に納得して自分だけしょい込むのです。ここまで追いつめられると、人間の弱さが出ます。肉体か精神にほころびが生まれます。将来の持病や気質の悪い面、そういうものが「もう休め、辞めろ」とサインをおくるのでしょう。
 こう書くと残念な感じですが、良い人の場合が多く、市民目線や傍から見れば便利とも言えるぐらいよく働くのです。

 そういう人と、前記の働かない人が混在しているのが公務員です。民間と変わらない?もちろん民間にも格差はありますが、民間だとあまり働かないとクビになります。だから公務員のその格差が大きいような気がします。

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