輝く30代、死語になった中年

 昭和の年代と、平均寿命が大きく伸び、現役世代も長くなりました。

 50代で引退で隠居、年金暮らしだった平成のはじめと比べ、50代や60代の生き方や外見も昔とは変わってきました。還暦で赤いちゃんちゃんこを着るのも、かなりの老人でしたが、今はそんな姿も少ないです。

 とは言え、昭和57年に社会人になった私が、世間やテレビなどを見渡してもっとも変わったと思うのが30代の人たちです。子供から見た大人は年齢不詳で老けて見えますが、それにしても私たちの世代では、30代にもなると、「中年」と呼ばれミドル、シニア世代の入り口で、悪く言えば「おっさん、オジサン」で、落ち着いた管理職でした。昔の特撮テレビや、刑事ドラマなどでは、キャップやボス役や、ベテラン役が実は30代なのに驚きます。
 管理職になるのも厳しい時代ですが、今30代というと脂ののった若手バリバリという感じです。

 既婚者も増えだす頃ですが、子育てが始まり、共働き、子育て、ファミリー感の強い人も多いです。

 女性が働いているのも当たり前すぎる時代ですから、結婚して出産を経ても復帰してバリバリと言う人も増えました。
 それでも、人生のターニングポイントのひとつの30代、大事に生きて欲しいです。40代、50代と社会を支え、組織の中心になるためにも大切にして欲しい時間です。
 今、苦しくとも乗り切ればきっといい時代が来ると、その年代の自分にも手紙を送りたいくらいです。

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