宝塚発同志社前行き19年前の惨劇 JR福知山線脱線事故

ミステリ作家、青崎有吾の「11文字の檻」という短編集の最初に掲載された作品「加速していく」は尼崎での鉄道史に残る事故をモチーフにしています。
 あまり、この事故を考察したり、素材にした作品はありません。

 福知山線脱線事故は、2005年(平成17年)4月25日にJR西日本の福知山線(JR宝塚線)塚口駅 – 尼崎駅間で発生した列車脱線事故である。乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷した。

 なお、JR西日本では、「福知山線脱線事故」ではなく「福知山線列車事故」と呼称していますが、マスコミなどでは、「JR宝塚線脱線事故」や「尼崎JR脱線事故」などとも呼称されています。

 私にとっては、勤めたことのある地名としての福知山が路線名になっており、列車が母校の大学のある「同志社前」を起終点にしていることで、当時関西にはいませんでしたが衝撃を受けました。 

 本当の意味で真相はわからないところもありますが、鉄道は絶対安全安心な公共交通機関だということを思いださせる事故です。
 当時関係者には、事故にあった人は知らなかったのですが、やはり後輩の中に、ある日突然日常を奪われた人がいることを聞きました。
 大地震でもそうなのですが、運命の残忍さ、生命の儚さというものに思い入り、つくづく、残された人間が時間を大切に生きねばと思います。

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