
今年流行ったドラマ「不適切にもほどがある」でブレイクした河合優美さん、今の朝ドラやCMにも引っ張りだこの彼女の主演映画。
小さい映画館中心の上映ですが、好評で延長になっているということで見に行きました。
タイトルだけだと、アフリカの自然に癒されるような内容と思う人がいそうですが、舞台はすべて日本の大都会です。
【以下 ネタバレ注意】
「ナミビアの砂漠」とは現地の言葉で「何もない」という意味で、日本の都会には何もかも揃っているようで、結局「何もない」とでも言いたいのでしょうか。
ほぼ全編、不適切の不良娘以上に、鼻ピアスをしためんどくさいエキセントリックな女性カナが、自分中心に生きる姿を脇の人物を重ねながら映されるだけで、スカッとしたものは何もありません。
昔「東京砂漠」っていう歌がありましたが、東京に行くと、本当にたまにそうなんだなと思います。
人に酔う、何でもあるということが、結局は「何もない」ということなのでしょう。