衆議院選挙の結果、自民党の惨敗。石破内閣は早期退陣を求められる厳しい情勢ですが、これから国会対策はいずれにせよ厳しく、政権維持のためには何があるかわかりません。
先のことは、情報通に任せるとして、今回の石破さんの組閣から惨敗に終わった選挙の要因について、分かること感じたことだけを少し書きます。
選挙終盤で過半数割れを決定ずけたいわゆる「非公認への2000万問題」共産党機関紙赤旗のリークなのですが、これはいったい誰が仕掛けたものなのでしょう。
実際に、かなりの選挙予測のプロが今回の選挙は与野党拮抗ではあるものの、かろうじて与党過半数か、少し割っても追加公認でしのげる程度と読まれていました。
私が聞いた範囲でもこの2000万問題への反響、インパクトは相当なもので、ネットだけでなく、街中でさえ自民党はダメと怒りの声がありました。それは素直な感想でしょう。
森山幹事長らの党運営の拙さ、石破総裁の胆力、人心掌握ももちろんですが、なぜ共産党はこのタイミングでスクープ、赤旗砲を打つのでしょうか。
このスクープは注目はされましたが。それで共産党が躍進している訳でも何でもありません。保守思考で、共産党嫌いの人は蛇蝎のように、共産党の主義主張を嫌うでしょうが、ことこう言うスクープに関しては、昔からリークした者が与党関係者にいるからです。
別に赤い革命なんぞ、今から起きる日本でもないのに、こういう形で利用される便利屋野党、スキャンダル新聞です。各地の首長選でも、共産党系の新聞のスクープが、形勢を左右するタイミングで砲撃されるのは、権力争いのどちらかにはつながり、都合よく利用されることです。最低限のプレゼンスを保ち、前時代の政治信条の党が生き残る。世間をバカにした構図です。
もちろん、責任の全ては最後石破さんですし、派閥を持たず力のあるシンパの少ないブレインも弱いところと、専門外の機敏な対応力の弱さ胆力の無さという彼の弱点がもろに出ました。しかし、元々そういう人ですから、それを支えることなく、裏切りと内紛で、カオス状態を作るのは何とも二重に情けないのが今の政党です。
このカオスのあとに、何か良いものが生まれるなら、私の感じる情けない党も必要な理由があるのですが、どうなのでしょう。