混んでいないところを探す行楽の秋

 京都は昔から行楽の季節の観光地はダダ込みで、京都人は有名観光地の嵐山や、金閣寺など久しく行かない人の方が多いものです。

 インバウンドが始まる前から太秦に住んでいますが、その頃でも紅葉シーズン嵐山の混雑、渋滞は酷かったものです。
 外国人は別にしても、なぜ日本人までこんなに人が多いところにさらに行こうとするのが、その心理には付き合えないです。

 確かに、有名な社寺、観光地は本物の魅力があるのでしょうが、有名イコール価値ではありません。芸術などで本物を見たいという考えは間違いではないでしょうが、美術館なども私は超混雑で時間まで制限されチラ見するのに時間とお金をかける気にはなりません。

 ゆったりとした時間、落ち着いたロケーションがあって、初めて楽しめるものではないかと思うのです。

 大衆について行かないと、自分の審美眼に自信がなく、有名などこどこへ行った何々を見たというキャリアだけが目的になって、結局時間とお金を浪費する割に楽しめないことが多いのではと思います。

 嵐山に映えるスポットとして竹林の道があります。伏見稲荷の千本鳥居などと並んでインスタなどに上げる写真を撮る人で溢れかえっているようです。しかし似たような竹林はクルマで10分くらいの西京区洛西に竹林公園というところがあり、こちらは空いています。よく結婚式の前撮りをされているぐらい美しい場所で、人が少ないし、広い場所でゆったりできます。

 京都の町も広いですから、調べたら空いているところはあります。紅葉の時期でも結構穴場はあるものです。

 ガイドブックに頼ると、人の集まるところだけでダメです。逆張りではなく、細かい情報力と勘による行動でしょうか。
 有名な観光スポットでなくとも、それぞれの季節でいくらでも見所はあります。

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