物見遊山の日本マスコミのハリス優勢誤報

 日本のテレビ局の劣化、浪費は本当にひどいと重ねて思います。

 アメリカ大統領選挙の報道など、専門の向こうのネットニュースを何社か見ていればかなりの分析ができたはずです。

 それを、多くのキャスター、アナウンサーがニューヨークに追いかけて現地からレポートしながらも、「ハリスやや優勢」「両者拮抗、正式当選は大幅に遅れる見込み」など民主党系の情報をまんまと鵜呑みして右に倣えと垂れ流しです。

 おそらく、多くのクルーを含む取材陣がビジネスクラスで渡米して、何人かは役得とばかりにNYでワールドシリーズも観戦しています。いったいどこからそのお金は出るかというと、NHKなら受信料、民放ならスポンサーであり結局は商品やサービス、消費者物価に転嫁されているのです。

 お金の浪費はおいても、自分たちでしっかっり取材して、こういう考えもできるとかいろいろ分析するなどの努力が見られないのは残念至極です。何か、先に自分たちで抜け駆けはしない談合のような打ち合わせをしながら、ストーリーを描き、あるいは描いたものに従い、それに合わせて尾びれを沢山つけて垂れ流すのです。

 これは政治や犯罪、スポーツでも同じ傾向です。いくつかの冤罪事件、スキャンダルとかでも同じですし、自分たちが不都合になると、謝罪もせずに、他の事件を大々的に報道してごまかすのです。
 マスコミは取材の自由、報道の自由を盾に選民思想のようなものに憑りつかれて、特権を握ったように、よほどの誤報でもない限り謝ることもありません。
 今回のケースなどは、報道スタンスの問題だとなれば、捏造もなく絶対に責任を問われ、謝罪するようなケースではないです。普通の会社なら株主から責任問題を追及されますが、そんなことはないので甘やかされたままです。
 基本的に大衆は愚民であり、教育を受けた報道に踊らされます。だからこそ、マスコミはよく勉強し、倫理を守り、もう少し健全でまともな報道スタンスでないと、この国は衰えます。

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