最近やネットいじめとか、マスコミによる集団リンチもあります。人権、労働者や女性、身障者の権利が守られる時代になって、コンプライアンスやガバナンスが守られる次回になった、、はずなのに、いまだに学校や職場でのイジメの話は絶えないものです。
実際に私は見聞きしたり、味わったものから直近のものを、その構造から考えてみたいと思います。
まず、ノルマの達成、サービス残業などは、裁量権があるとされる管理職には結局ひどいプレッシャーとなり、若手社員の権利には手厚い会社でも中間管理職以上には厳しい会社も多いのです。
上司や先輩など個人によるところもありますが、それを生みやすい環境、やはり組織に問題があります。
死語かもしれませんが、「お局」的なその部署に長くいるような組織はやはり難しいのです。
全国区で転勤が多い組織は淀みがなさそうですが、上級職や幹部は転勤で替わりますが、地元採用の有期職員、契約社員に現場の実務は長い間新陳代謝少なく同じ人員で支えられていることが多いのです。その人数の割合などは、組織によってさまざまですが、最近は公的機関や医療介護の現場で顕著な感じです。まだまだ民間企業でも、お題目で唱えられるだけでの、グレイかブラックなところもあります。
ひと昔まえ、バブル期などに比べると、イケイケの体育会系、まさにパワーで押すパワハラへ減りつつありますが、企業の業績、国や自治体などの歳入も悪化していますから、数字的な売上や経費削減などのノルマはきつくなっています。
昭和からの平成中頃までの振り返りはさすがにしないですが、気楽に休みが取れないをはじめ、管理職のサービス残業などは相変わらずのようです。
困るのは、新しいマネジメントやコーチングも知っていながら、なかなか結局は、古い自分勝手な経験則からのやり方がやはり間違いないと信じ切っている輩です。
商談が決まらない、書類にミスをする、取引先を怒らせるなどのミスは、本人の未熟に起因して意識を変えることで、できるはずだとの大きな誤解をしている場合です。
そして、小さなタコツボ型の組織で、イヤな上司やお局が何年経って変わらないというのが最悪なのです。
私の元いた会社、見聞きした全国規模の公的機関や、小さな市町村や区の役所などでも、事務系の人一般職は転勤がない。つまりは、いつまでも、そこにいて、現場の仕事も、もちろん濃い自分流にしてしまいます。地元の人間関係や事務所や倉庫、休憩室の掃除まで、仕切って改革を許さない人間がいるのです。総合職は転勤しますし、支店や拠点のトップは改革を進め、時にはお局の更迭に尽力した人もいました。それでも、けっこうな抵抗にあっていました。まして事なかれ、現場任せのトップが多いので、お局は増長して、イジメは無くなりません。
まして、長年同じ体制が続く、地方自治体や中小企業などは、合わないと無理して合わすか辞めるしかないのです。
小さなお局も、天皇と言われるほどの拠点トップも、陰湿なやり方や周りの忖度の空気などは基本学校のイジメと変わらないです。
兵庫県知事選でも、未だにくすぶっていますが、県庁職員、県議会議員など、タコツボの好例です。ここは報道されませんが20年以上同じ知事、天下りの同じトップがワンマンで君臨していたのです。改革を進めたらトップといえども、あらゆるイジメにあうのです。
そんな上の人は別にして、それぞれの人が、個性を重視して、家族などの時間を大切にできるよう想像力を働かせるのが上司の勤めです。
何かあったら、ミスを責め、犯人探しではなく、流れをよくしてミスがないようにするのが本当は良い組織なのです。
ミスをした人や、チクった人を探しても組織は萎縮して、どんどんモラールも生産性も下がります。残念ですが、拠点の業績を上げたい人が、単純にここを間違って犯人捜しに、血眼になって、泥沼のように落ちていくのをよく見ました。自分のプライドなのか、いじめて快感なのか知りませんが、残念な人は多いです。