調べてみると、このような多くは明確な正解のない思考実験を取り上げた本は何冊も出ています。「トロッコ問題」のハーバード大学サンデル教授の白熱教室も、文庫にもなっています。
人生は、こういった思考実験をみずから実証する連続かもしれません。
進学や就職、結婚、相続など大きなイベントだけでなく、今日何をするとか、どっちの道を選ぶかでも、大きな分かれ目になることもあります。
重要な選択をいつも、成り行きや他人任せにする人もいれば、熟考や自分の信念のような選択をする人もいるでしょう。
人生は、数限りない選択肢の連続です。それでも、裏目裏目を選んでしまう人もいます。金運や異性の運の無い人などもそういう感じです。
思考実験は私などにはパズル的な感じで楽しく読めます。そして、今まで自分の岐路で選択を誤ってきた人は、分析して変えられるヒントになるような気もします。