お正月お休みのスーパーを見ると少しほっとする

 正月の風情といっても、神社を回って初詣の賑わいはまあ毎年似たようなものです。セブンイレブンやファミマなどのコンビニはもちろん、イオンも1日から開いています。

 4日、5日、小さなお店やディスカウントスーパーのサンディや業務スーパーは31日の早めに閉店して、ゆっくり役所や会社の仕事始めに合わせてという感じのところもあり、それはそれで安心というか、みんなお休みを取られているなあとホッとします。

 逆にイオンやコンビニなどはブラックではと思ってしまいます。私などが化粧品会社に入った頃は完全週休二日制ではなかったですが、正月3が日はもちろん曜日に関わらず5日ぐらいまでは休みでした。初売りが2日から始まる仙台などは大変だなあと思っていました。それがいつからか、大手スーパーや百貨店はどこの地区も3日からの営業になり、初売り2日が始まりだしました。そしてイオンなどの大手は元旦営業も始めました。31日や正月3が日は特別手当やご祝儀も出して、店頭の販売員のシフトを組みましたが、1日なんてそんなに化粧品が売れるものでもありません。定価販売でしたから、おまけをつけた福袋などもセットしましたが、そうそう売れるものではありませんでした。

 少し今は働き方の改革で、イオン以外は元旦にそう力を入れるところも減りました。

 正月に空いているのはイオンぐらいという、妙な安心感もあり、カフェコーナーかフードコートで初詣帰りの休憩をしたりします。あるいはコンビニのイートインで安い珈琲での休憩とトイレ使用もよくします、外国人のアルバイトなども働いておられますが、良くシフト組まれています。これで24時間休みなしとは、いくつもの近隣店舗があって、よくやれるとも思います、

 どこも休みだと、多少の不便はありますが、セブンイレブンという店名由来の夜11時以降、あるいは早朝6時台より前に店を使うことは普通はあまりありません。元旦のイオンで買い物をすることもあまり経験している人は少ないのではと思います。
 それぞれの企業の緩められない戦略があるのでしょうが、巷間伝わるもは法令ギリギリの労働協約や契約です。一度24時間営業が崩れそうな時もありましたが、今後裁判での解釈次第では、ビジネスモデルが大きく崩れる時もくるでしょう。しかし、まだまだ経営者は強く、労働者やフランチャイズは弱い立場です。

 そういえばパワハラなど、社名を変えたブラック企業のクルマ販売店、性懲りもなく元旦営業で大々的にCMをしてました。日本人は真面目なのか、懲りないのかですね。商店街がお休みばかりで、正月休みなのか廃業で閉店なのかわからないシャッター通りになっているのも複雑な気持ちになりますが、正月営業はほどほどが良いのではと思います。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください