
年末から、いろいろミステリも読んでるけど、他に書くネタが多くて時間ばかり経過してしまいました。
案山子だらけの宵待村で、案山子に毒の矢が射込まれ、別の案山子が消失し、ついに殺人事件が勃発する。現場はいわゆる雪の密室の様相を呈していた――。“楠谷佑”のペンネームで活動する合作推理作家の大学生コンビが謎に挑むシリーズ第一弾。本格推理の俊英が二度に亙る〈読者への挑戦状〉を掲げて謎解きの愉しみを満喫させる、渾身の推理巨編!
というamazonの煽りです。
半分忘れかけているけれど、11月になるとミステリランキングが出るのですが、昨年のベスト10には入っていた作品。読む機会があって 楠谷佑「案山子の村の殺人」伝統的本格とも言える「読者への挑戦」をトリックと、犯人当てで二回も挿入する復古的テクニックと、案山子の村という現代でも上手くおどろおどろしさを出している、
エラリークイーンや横溝や初期の新本格のテイストを感じます。
本格が好きではない人はちょっと、付き合いづらい面もあります。個人的には主人公側が3人になるのが、慣れるまで煩雑ですね、このあたりが楽しめるのでしょう。
この他にも、それ以前のこのミスなどの上位作品、イヤミスの新作などいろいろ読んでるけど、まとめて紹介しても読まれないだろうし、難しいものだと思います。
今日は、旅先に別のミステリ持って途中までほっこりと、特急の座席で読書の予定です。ミステリは知的パズルとして、頭の老化を防ぎます。