
「2月3日」と覚えている方も多いかもしれませんが、実は必ずしも2月3日であるとは限らないのをご存じでしょうか。2月の節分は「立春の前日」とさだめられており、立春は年によって変わることがあるため、今年のように2月2日や、年により2月4日になる場合もあるのです。日本では、国立天文台の観測によって、「太陽黄経が315度になった瞬間が属する日」を立春としています。ですので年によって変わります。あと45度進み360度回って0度になるのが春分です。こちらが太陽黄経、西洋占星術などの1年の始まりであり、日本では春分の日の祝日でもあります。
季節の分け目には、悪いもの(邪気)が現れやすいとされていて、その「悪いもの」の象徴が「鬼」なのです。鬼を退治する、忌避するため、豆まきや、イワシを食べる恵方巻を食べるなどいろいろなイベント、習慣につながるわけです。ゲン担ぎであり、健康になりパワーを上げて邪気を振り払うのでしょう。
節分という季節の分け目で、翌日は立春です。日没こそやや遅くなり、日照時間は長くなりつつあるとはいえ、まだまだ寒い、雪も振る季節です。しっかりと寒さに耐えて、春まであと少し頑張り切るのです。春分が1年の始まりというのは感覚的には違和感もありそうですが、春夏秋冬という並びでいうと冬は1年の終わりで、春が始まりなのは理解できそうです。あと1カ月半は1年の締めくくりも含めて、やり残しを減らし、年度の替わり目指しやり切ることです。