
お米が品不足で値上がりした時も、大消費地の都市部から始まったように、産地に近いほど作物は安いというごく当たり前の真実があります。
何を今さらという感じですが、産直品や地場の産物や加工品は新鮮で美味しい分、地元でないと手に入らず、値段も激安とはいかない場合も多かったのです。それが、今のタイミングだとそう高くならないで、都会の大手スーパーなどよりも安く入手できたり、少し高くても鮮度や美味しさを考えると損ではないケースが増えている気がします。
先日も和歌山のある駅前でみかんを買いましたが、やや不ぞろいながら京都で買うかなり親切な果実店よりも美味しいものが安かったです。
値上がりして高いと言われるキャベツですが、小ぶりんものですが、200円ぐらいのもまだありました。市場価格というのもあるのでしょうが、中間業者や物流が少ないなら、市場に合わせて値上げする必要もないのでしょう。
統計的なものではなく、あくまで個人の見聞、取材の範囲ですが、お米やみかん。冬物野菜など多くの生鮮食品と、ジャムなどの加工品にも顕著なものがありました。
ジャムの例でいくと、大手メーカーのジャムが値上がりしたり、量が減っていく中、地場の手作りのジャムは元々高いのですが、そう値上がりせずに。大手のものがコスト高で追い付いてきている現象があります。同じくらいなら、手作りで添加物が少ない方が良いに決まっています。
人件費、原材料、光熱費、運賃など何もかも上昇する中、ある程度利幅をとっていた商品はいきなり値上げしなくてもすんでいるわけです。もちろん、個人経営で家賃や光熱費、人件費を払いながら、原材料費がぐんぐん上がるとたまらないでしょうからやがては多くが値上がりするでしょう。ただ少しでも移動にかかるコストが抑えられるのが地産地消型なのでしょう。
別にそういうところの宣伝をするつもりでもないですが、大手流通に比べて、価格政策に鈍感なところもあり、値決めが遅い場合もあるのでそこは今チャンスがあります。
保存がきくものはまとめ買い。ふるさと納税という手もアリです。