有休なんて病気以外に取れなったブラック時代

 昔の会社の同僚、あるいは同級生と昔話していると、かつては有給休暇なんて取れないブラックな時代だったなあと回想します。
 女性でも育休は難しく、結婚での寿退社でなければ子供ができれば退社、子供が落ち着いたら復帰のような例がある程度で、育児休暇はおろか産休も難しい時代でした。まして男性の育児休暇など存在すらありませんでした。

 有給休暇もですが、日曜や祭日でイベントや決算対応で出勤しても、その振りかえの代休すらとれませんでした。

 毎年20日ずつ2年経過で消える有給休暇もザラで、30年以上で1年の日数ぐらいサービスしたまま退職したことになると嘆きながら話していました。
 今ならさすがに大問題になりそうですが、連続出勤も当たり前でした。残業手当もつけられないケースが多かったですね。

 その感覚で今を見てはいけないのでしょうが、現在ラクにとれる有給休暇の制度はどちらかというと少し日数が多いのではと思うぐらいです。管理職になると、勤退管理や稟議などで本来そう休めない立場になっても月に2~3日ぐらい有給休暇を消化して、給料も高いというのは制度としては無駄のような気がしてしまいます。

 時代の変化とも思いますが、これだけ子育て環境が恵まれているのに少子化というのも、どこに問題があるのかと思います。いろんな要因があると言われます。
 一人の実質的な所得は減り、共稼ぎが増えて、それぞれで働かざるを得ない中で、子供を作りたいとは思わないのでしょうか。
 昭和の、寿退社が本当は少子化対策なのかとも思います。

 

コメントを残す

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.