
3月8日は国連が定める「国際女性デー」です。「国際女性デー」は、女性の社会参加や地位向上などを訴える日として1975年に国連が制定していて、ことしで50年の節目となります。シンボルカラーが何故かイエローなのだそうです。
調べると関連する記念日に、「ミモザの日」があり、ミモザの日とは、イタリアでの国際女性デーの別名です。モザは国際女性デーのシンボルとなり、ミモザの色である黄色がシンボルカラーとして使われているそうです。ミモザに「感謝」という花言葉があります。さらに春の象徴であり、「幸せの花」とも呼ばれている花です。日頃の感謝を込めて男性から女性へとミモザの花を贈る習慣があります。3月8日ごろは、ちょうどイタリアでミモザが咲き始める時期です。
基本的な人権としての差別をなくすことの意味はもちろん、女性が本来もっているパワーを組織で発揮できるようにすることぐらいなら十分趣旨は分かります。
ただジェンダーフリーの社会、LGBT、SDGsなどと繋がって騒いだり、女性の雇用や役員、議員、経営者の比率まで数値化して国際的に比較してああだこうだというのは少し違う気もします。
何だかんだいっても、人権国のトップであるアメリカ、社会主義の中国でも大統領や主席には男性しかなっていません。今や世界人口比ではもっとも割合も高く、伸長も大きいイスラムやアラブ世界では、女性の役割や服装など極めて限定されています。
日本の場合、男女そのものに拘ることなく、能力や適性で職につけ、職階、役割も上がるようにすれば良いのです。表面的には男女平等と言いながら、実際に出産、育児などでブレイクがあると、なかなか登用が難しくなるキャリアコースが暗然とあるのが日本です。これが日本の活性を失わせ、少子化にもつながっているのです。
ちょっと考えて、人事システムなど変えればできそうなことができないのが残念な日本です。