磁気のカードや切符・定期券卒業

 3月改編ということで、テレビの番組も昨日までで最終回を迎えたり、キャスターやアナウンサーが卒業、異動などで挨拶されたりと、淋しいような季節でもあります。

 JRや大手私鉄も春のダイヤ改正もありましたが、一部には企画切符や磁気カードの定期券類が発売終了という案内も見かけました。

 4月は定期購入で窓口が大混雑するのですが、定期券もICOCA使えるんだっと感心してたのがついこないだのようなのに、あっという間に阪急は磁気定期券廃止になるようです。京阪は多くの駅で磁気の券売機すら廃止ですから、紙やカードはどんどんなくなっていきます。

 京都に住む私が神戸方面、神鉄や北条鉄道に乗る時によく利用している阪急阪神の1DAYパスも3月31日で磁気カードは廃止で、デジタルに移行するそうです。

 駅まで買いに行かないといけない磁気券はそれなりに不便でデジタルは便利な気もしますが、やや味気ない気もします。
 ローカル鉄道などはまだ現金で1日券を売るところも多いですが、徐々にQRコードや24時間デジタルなどの企画切符が増えています。駅員がいちいちスタンプを押したり、乗務員が日付を目視で確認するのは今の時代にはそぐわないのでしょう。
外国人向けには、今はイッキにクレカのタッチ決済改札対応も増えています。
 こうなると、日本のオムロン+阪急発の自動改札で切符や磁気カードが瞬時に出てくるガラパゴス系発明も、世界に広がることなく、衰退していきそうです。
 切符が詰まることもなく、メンテナンスも初期費用も少なそうですから、早晩淘汰されそうです。

 区間外の乗車券で入って、手持ちの磁気の定期券や回数券の2枚入れ3枚入れにも瞬時に対応する、とんでもないスペックのカ自動改札機もありましたが、もう磁気券をいれるところのないIC専用機に押されて消え入るのでしょう。

 地方の駅や、世界のほとんどの駅はアナログな乗務員改札か無人改札から、ICカードかクレカのタッチ決済、QRコード決済に進むのです。

 何だか、日本の尖った文化や技術が世界の標準からは、取り残されていくようで残念です。

 

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