
私的な春休みを終え、来月には66歳を迎えるのですが、今日から新しい仕事に就きます。少しビビるところと、できるだろうというと自信と驕りで、スーツを着ます。
既に同学年では、経営者や役員という方を除けば、仕事をリタイアしたり、セミリタイアで悠々とかいう世代です。
今までやってきた人生は何のためだったのかとふと思う時期は誰にでもあるのではないでしょうか。
今、ドラマでも注目されている、やなせたかしさん作詞のアンパンマンマーチはこんな歌詞です。
何のために生まれて何をして生きるのか 分からないまま終わるそんなのはイヤだ!
今を生きることで熱い心燃える だから君は行くんだ微笑んで
そうだ 嬉しいんだ生きる喜び
この1番の歌詞、当初子供には難しいとされていました。「君たちはどう生きるか」みたいな哲学的命題のようです。人生の目的とか、分かって生きて来た人は少ないでしょうし、今を精一杯生きることが大切で、そこに意義も目的も自然と運命的についてくるものかもしれません。
愛と勇気だけが友達だ
2番にもこういう切ない孤独の部分があります。友達がいないというわけではなく、戦いへいく使命は。友人を巻き込まない自己責任の重さを語っておられるとも解釈されています。
戦前う生まれのやなせさんが、戦地に赴く友人を思ったともされています。
平和な時代に、この歌がいつまでも子供に歌われるのも、深い意味のあることです。
やなせさんは戦前生まれでは珍しいくらい94歳まで長生きされました。それにくらべたら、還暦や古希手前などまだまだ若輩です。
66歳などまだまだこれから新しいことのチャレンジできる、元気と勇気を与えられる熱い心を持ち続けたいと学ばせてもらっています。