芸能人のスキャンダルなんかより

 少し推しだった人のスキャンダルでショックだったのもあります。干されていた俳優さんが久しぶりの出てくると少しホッとします。
 しかし世の中、もっと大事な報道が必要とは思います。
 清純派の女性俳優が年上の俳優と不倫していたとか、あるいはかつての人気ヒロイン俳優が病院で暴れたとか、まあどうでもいいニュースではあります。

 世間を騒がせているようで、どこのテレビ局でも、いろんな芸能人や報道の人間もあるあるの話でしょう。

 スクープとして喜々と報道している方も、馬糞にたかるハエのようなものです。

 パワハラ、セクハラがいけない、不倫はいけないとは言いながらも、その構造そのものは変わっていないで、多くの場面では見て見ぬふりで、いざ機を図って大々的に報道するケースも多いです。

 たしかに文春だとかフライデー、日刊ゲンダイをはじめ経済誌や女性誌、政党の機関紙でもそこが上げた事実であり、国を揺るがすほどのスキャンダルもあります。

 官僚の某が、賄賂もらったとか、不倫していたとかいうより、有名な俳優がホテルに入った方が絵にはなり、政治的圧力も少ないのでしょう。しかし報道は、公平公正が当たり前の大原則です。バズるからだとか、注目を集めそうな人だけターゲットにして大きく報道するのはアンフェアです。

 永野芽以さん、現在放映中のドラマにも主演級で出ていて、今月主演映画も封切りで、CMも13社ほどあり、局も事務所も頭痛いところでしょうか。事務所も大手で何とか本人責任を回避して、イメージダウンを免れて、揉み消しに必死です。

 永野さん、直近ではトリスのハイボールのCMが印象的ですが、かつては私が辞める年、2019年カネボウ化粧品の敏感肌用ブランドのCMモデルやっていました。その後、調べると2020年から花王の柔軟剤、コーセーの「雪肌精」サンスターの歯磨きと関連業界にも出まくり、2022年クラシエのヘアケア「いち髪」「2024年からP&Gの「SK-Ⅱ」のモデルも加わっています。
 コーセーは辞めたと思ってたら、継続中でサンケアの括りで、SK⁻Ⅱとバッティングしていないとの契約?!
 これはいくら何でも節操なさ過ぎです。花王グループと資生堂だとかP&Gはしのぎを削るライバル企業です。最近はシャンプー、歯磨きとか洗剤だけはアッチで契約して、化粧品はライバル企業でとかはよくありますが、「雪肌精」と「SK⁻Ⅱ」は明らかに競合ブランドです。CM女王ランキングの数稼ぎなのか、事務所が強欲なのか、本人の責任かは知りませんが、インフルエンサー的な意味でも、大金を貰う契約でパーシャル的にライバル企業とも契約するのは消費者にも失礼な話です。本人もあちらと契約しているし、不本意なら拒否する権利ぐらいはありそうなだけに、スキャンダル以上に残念な面です。

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