
実際に現金というのは、ますます見かけなくなった時代です。昔でも500万とか集金したのが最高ぐらいで、自分でキャッシュとして持つのは50万くらいが最高ではと思います。
ビジネスやマネープランでも、金額の多寡というのは、実際の価値とは乖離している場合があります。
大谷翔平が桁違いに稼いでも、いざ対戦すると、年俸が100分の1、ポッと出の新人に負ける時もあります。
私が社会人1年目だと半期の売上目標が、500万とか1000万円ぐらいの時代でした、インフレは別にして職階が上がると、管理する数字は倍々に上がり、管理職の上の方まで行くと半期億を超えて昔とは3ケタ、4ケタも違う金額を扱っていました。
とはいえ、数字が大きくなっても、管理するのは、月度だとか属性に分けて、進捗を管理し、課題やツボを押さえてクリアしていくやり方にハメることに違いはありませんでした。数字の全体の大きさにビビらず、この感覚にいかにはめるかでした。為替相場などでも基本は同じです。
半沢直樹のドラマ、原作でもありました。最初のクールは支店融資課長で5000万とか5億の挽回で躍起でしたが、2クール目ではいきなり1500億とかの案件や、国交省がらみの国家規模スケールまでの役目を担っています。
ゲームで一定の経験をし、アイテムを得たりすると、ステージが上がり、同じようなプレイをしていても桁違いの相手を倒せて、大きなポイントを得るようなのと似ています。
大谷翔平の野球が変わらないように、新入社員と同じように苦労しても、いつの間にか桁違いの仕事をしているものです。
芸能界、俳優、歌手。お笑いとか、作家さんや漫画家、いろんな世界の人も食うや食わずの苦労の売れない時代や所得も小さい時代があり、今世間もうらやむ年収を稼いでおられます。
また、バブルがあって、それがはじけてメジャー帰りみたいな人も同じです。最盛期は派手に稼いでも、今はコツコツやっているような人もいます。
派手でも地味でも、人が仕事をやっていることにはそんなに差がないのです。
別のラスボスを倒すステージだけが楽しいのではなく、最初のステージでも遊びとしてワクワクもあり面白いものです。