
参院選前にして、自民党や、取り巻きの支持団体、利害関係者、既得権者はマスコミ含めて、支持率が上がらず今危機感で必死のあがきをしているようです。
自民党をはじめとする既成政党の長い支配による権力構造、そのうま味を一度味わえばそう簡単に手放せないのです。
自民党が野党に堕ちたことは2度ありますが、その辛さも知っていますし、そこからは、一本釣りで切り崩そうが、連立を組もうが政権を取り返すためにはなりふり構わず何でもやってきます。
保守ゆえに自民党を支持している奇特な人もいますが、政権をとるためには社会党だろうが、宗教政党だろうが、悪魔だろうが頭を下げて連立してきました。今も政権を取るためには立憲民主党との連立もうわさされ、野党に堕ちるくらいなら共産党と組むのもはばからないと囁く人さえいます。
それでも、今回の「年収の壁」問題から、社会保険料や税金の負担の重さ、物価高、コメ価格の高騰などで、多くの国民がいくら何でも自民党ではもう限界なんじゃないかという空気が世論調査にも表れています。
国民民主党が一時期かなり支持率を上げましたが、野党第一党でもないので、参議院選挙で大勝しても、政権を取るまでには至らないので、ねじれを強くする程度です。大勝するにも、かなりの数の候補者を水増ししないといけないジレンマがあります。衆参同日選挙まで仕掛けられると、今の自民党でも候補者だけは潤沢にいます。
よほど、自民党アンチが広がり、野党候補は一本になり無党派が選挙に行かないと、かの農協や、財界、道路土木、医師会、宗教団体など組織票を沢山持つ自民党はそれなりに当選します。
ここは、政権を交代して、こう組む、こうする、ここまでするというのが政権奪取の代表に明確なプランが必要です。
そして国民がそこに団結できるようなパッションです。
もう少し、国民も政治リテラシーを高めないといけないでしょう。もう、今の政治が腐りきって無能だということは周知されていても、いざとなると「あの人の顔がいい」とか「あの人は以前不倫していた」とかのレベルの選択になってしまいます。
農業、伝統産業や、地場産業とか、古典的な芸術みたいなことをやっていて、国や公共に支えられていると思い込んでいる人もよくおられます。改革は人物でも、自分の立場でのしがらみでもなく、政党の政策で選んでいかないと日本は沈みます。
「N党の立花」はとか、「れいわ新選組の山本は」とか、「保守党の百田」はとか、非難もされますが、人物や党の好き嫌いではなく、一つ一つの政策の是々非々なのです。仮にワンイッシュで総理になったとしても、閣僚やスタッフが優秀なら、今の内閣よりマシな政治ができ、大きな改革が進みます。6期も議員をやって大臣やって、何も結果がでないような与党では、トランプのアメリカとは対峙すらできないのです。
不倫問題など、全く大きな政治とは関係ない。マスコミも早く国民を目覚めさせる方に進んで欲しいです。